チェコの大学生活に日本人は馴染める?週末はいつもどこかでビアパーティー

チェコの大学は講義があまりなく、基本的には自習に勉強の重点が置かれています。

科目ごとに読み物は毎週出され、そこから更に中間テスト、プレゼン、エッセイなどの成績に直に影響する課題があるので実際勉強することはいくらでもあります。

とはいえ、もちろんみんな毎日図書館でかりかり勉強しているかと言うとそうでは無く、週末は大体いつも誰かしらパーティーをやっています。

新しく留学に来てまだ知り合いや友達がいない人は積極的に参加しましょう。

新しい人と知り合える良い機会ですし、大学で見るクラスメイトとは全然違う側面が見れたり、色んな国のお国柄のようなものも見れたりと国際交流のチャンスです。

基本友達の家などでやるパーティーなどは誰が来ても構わないので、例えばワーホリで新しく来た人なども参加できちゃいます。

学生の楽しみの一つ:大学の後のパーティー

パーティーといっても堅苦しいものではありません。

クラスメイトの部屋などで週末の夜に各自お酒を持って集まり、ただひたすらみんなと楽しくおしゃべりしたり、パブやバーに行ってビール片手に延々とどうでも良いことを話したり、自分の国の友達を連れて来たりして新しい人と知り合ったり、そして日が変わる頃には夜の街に繰り出してナイトクラブで踊ったりと様々です。

チェコに新しく来た留学生にとっては普段話すチャンスが無いクラスメイトや、違う学部の学生やチェコ人、ヨーロッパからの交換留学生と新たに話す機会がありますし、ワーホリで来てる人にとっても自分と違う繋がりや友達ができる良いチャンスです。

流れとして多いのは、夜の9時や10時に誰かの家やパブで集まりそこで一次会を行います。

夜の12時ごろにみんなでプラハ中心部に移動し、そこでナイトクラブに行き体力が続く限り踊ってはっちゃけます。

ナイトクラブに行く場合はみんな綺麗目な格好をし襟付きのシャツなどを来て行きます。

チェコの大学の多くは金曜日に講義がなく、木曜の夜からパーティーをすることが多いです。

学生はパーティーを通して仲良くなって行く

正規の大学生は固定のグループを作りやすく、最初の1学期目はクラス全体でパーティーや飲み会などを行ったりしますが、徐々に少人数のグループなどを形成していき固定しがちになります。

一方で交換留学生はお互い知らない人同士なのでより柔軟で、パーティーなども毎週末行い輪が広がりやすいです。

学生が仲良くなって行くパターンは、先ず学校でのアクティビティや講義を通じて知り合っていき、夜にはみんなでお酒を飲んで仲良くなっていきます。

パブでの飲み会や家でのパーティーを通じて色んな話をしていき、旅行をする計画が出て来たり、大学の科目や講義の情報交換、プレゼンやエッセイなどのグループワークのチーム作りをしたりと大事なネットワーキングな場所だったりします。

ちなみに今回はお酒について随分と書いてますが、私の経験談としてはヨーロッパには先輩後輩の概念も無いせいか周りからお酒を強制されることはほとんどありませんでした。

私はお酒をほとんど飲まず、パーティーには積極的に参加していましたがいつもコーラを飲んでいました。

「お酒飲まないの?」とか「アキオはいっつもコーラだな」とか言われましたが「ビールよりコーラの方が美味しいという真理にたどり着いた」とか適当なこと言ってたらみんな笑ってそれでお終いでした。

お酒が飲めない私でも楽しく過ごせたのでお酒が好きじゃない人でも楽しめるでしょう。

家でのパーティー


日本と違い、家でのパーティーは結構気軽に行われます。

自分の分の飲み物にスナックや追加のお酒などを持ち寄って気軽にわいわいやるパターンが多いです。

来る人達も適当で、例えば夜の8時からと言った場合は8時を過ぎてから集まり始めることが多く、みんなが揃うのも9時や10時を過ぎることもよくあります。

場所やグループによっては室内でもタバコを吸う人がいたり、10人ぐらい集まったりすると人の家でもゴミが大量に出て結構汚くなったりと、時間が進むに連れてかなりカオスな雰囲気になったります。

家での飲み会の場合は週末が多く、これが一次会になり夜日付が変わるぐらいになるとそのままナイトクラブに行きます。

基本ナイトクラブでのドリンクは高くつくので、みんなナイトクラブに行く前にはできあがっています。

出来上がった状態


ナイトクラブ出発前のカオス

パブでの飲み会


チェコはパブでビールを飲んでも一杯30コルナ〜40コルナ(150円から200円)しかかからないので学生でも気軽に飲みに行けます。

多くのお店は夜の10時から11時までには閉まり、ナイトクラブに行くには早過ぎるのでお店で飲む場合はそのまま解散のケースがぼちぼちあります。

この場合は席に座って飲むのでみんなと話すと言うよりは近い席の人たちと話す形になりやすいです。

パブに飲みに行くときは街の中心部で集まることが多いので簡単に集まれるのが利点です。

ちなみにパブでは一人いくらなどの一律料金はほぼ無く、オーダー毎に料金を支払うか、会計時に自分の分を支払うなどの割り勘が一般的です。

ナイトクラブ

日本ではナイトクラブはそこまで一般的では無く、日本で行ったことが無い人たちもある程度いるのではないでしょうか?

ヨーロッパではナイトクラブなどのナイトライフが盛んで大学生も多く見かけます。

ちなみにEUでは年齢や性別による差別を禁止しており、ナイトクラブへの入場料がかかる場合は男女同一料金が設定されています。

入場料は場所によって違いますが、大体100コルナから高い所だと300コルナ(500円〜1500円)ぐらいです。

ナイトクラブの中は大音量で音楽が流れているので正直会話は難しく、話して仲良くなると言うよりひたすらはっちゃけて踊ることになります。

日本人にありがちなパターン

私はチェコの大学ではそのクラス唯一の日本人になり、少し話は逸れますが、スウェーデンの大学には交換留学生として行ったのでヨーロッパで正規、交換留学両方を体験しました。

そこで感じたのは日本人や韓国人、中国人も含めてですが、アジア人は自分の国のグループに固まりがちでした。

最初の1、2ヶ月は積極的に色々なアクティビティに参加しますが、パーティーの楽しみ方の違いのせいか次第にヨーロッパ人のパーティーにはあまり参加しなくなり、日本人のパーティーに日本に興味がある人たちが数人集まる様な形に落ち着くパターンが多かったです。

こうなる原因というか違いは色々あるようです。

英語をうまく話せる自信が無く参加するのに気後れする、日本人とヨーロッパ人では会話やスキンシップの距離感が違い上手く輪に入れない、ナイトクラブで踊るのが恥ずかしい、性格がシャイでヨーロッパ人のグループに飛び込みづらい等でしょうか。

お酒には強いイメージがある韓国人にも日本人と同じ傾向を見て来ましたので、文化的な違いが影響している様な印象を受けました。

まとめ

私はナイトクラブには稀に行く程度でしたが、パブや家でのパーティーには積極的に参加する様にしていました。

チェコやヨーロッパではパーティーは頻繁にやっており、特に交換留学生の間ではほぼ毎週末どこかで集まっています。

交換留学生はオープンな人たちも多く、新しい人たちも歓迎してくれますので輪に入りやすいです。

大学生活では講義や教授の情報交換、試験対策、グループワーク対策など実は友達作りも大事な要素です。

課題や試験など独力で全てをカバーするのは難しいので、一緒に勉強できる友達を作れるかどうかは大学生活をサバイバルできるかどうかに関わります。

しかしあまり堅苦しいことを考えず、単純に友達と仲良くなれる、楽しい時間を過ごせる場として参加するのが1番のオススメです。