【チェックリスト】ドイツで引っ越しした際にやることと事務手続き一覧

日本でも、引っ越しは一大イベントです。引っ越し会社を手配し、区役所や市役所にいって住所変更をし、ガス会社と連絡をしたり、と手続きが盛りだくさんです。

事情はドイツでも同じで、引っ越しのたびにやらなくてはいけない事務手続きが山積しています。

ドイツで引っ越しをしたらやることリスト

普段あまり気に留めませんが、我々の住所はビザや健康保険など、様々な情報と紐づいています。そのため、住所が変わったらしっかりと通知をおこなわないと、いつまでも旧住所に手紙が届き続けたり、適切なサービスを享受できない恐れがあります。

そのため、以下のチェックリストに基づき、適切な事務処理をしておきましょう。

住民登録

まず、ドイツで引っ越しをした際にいの一番にしなくてはいけないのが「住民登録(Anmeldung)」です。通常、各都市の市役所(Rathaus)に行けば行うことが可能です。

登録には、以下の持ち物が必要になってきます。また、通常入居日から14日以内に行うことが義務付けられています。

特に、持ち物として必要になってくる「Wohnungsgeberbestätigung(貸主による証明)」は、貸主に一筆書いてもらわないといけないため、貸主が旅行などに行っていて不在だと手に入らないことがあります。

そのため、入居が決まったら速やかにWohnungsgeberbestätigungをPDFダウンロードし、鍵の引き渡しの際など、大家さんにあったらすぐに書いてもらいましょう。

Wohnungsgeberbestätigungの書式は、各都市によって異なったフォーマットがありますが「Wohnungsgeberbestätigung+都市名」で検索をかければ、PDFがひっかかります。

持ち物:

  • 身分証(パスポートなど)
  • Wohnungsgeberbestätigung

ビザの住所書き換え

続いて、市役所で住民登録を行う際に、手持ちのビザがある場合、その場でビザの住所も変更しておいてもらう必要があります。ビザの住所は簡単に、今持っているものの上にシールでペタッと新しい住所が上書きされるスタイルです。

持ち物:

  • 同上

健康保険の住所書き換え

加入している健康保険会社に連絡をし、住所の変更を行う必要があります。住所が古いままですと、もし病院などにかかっても保険金がおりず、最悪一度建て替え、となるようなこともあります。

健康保険会社への連絡は、直接地元のオフィスに出向いてもいいですし、オンラインでも住所変更を受け付けてくれているところが多いです。

持ち物:

  • なし

銀行の住所書き換え

銀行からも毎月手紙などが届きますので、古い住所のままにしておくと、延々と古い住所に手紙が送られてくることになります。

基本的に、銀行窓口に身分証と銀行カードを持参すれば、その場で住所の書き換えを行ってくれます。

持ち物:

  • 身分証明書
  • 銀行口座番号の分かるもの

在留届の住所変更

もし大使館で在留届を行っている場合、住所変更に伴ってオンラインで変更しなおす必要があります。

持ち物:

  • なし

郵便ポストに自分の名前を貼付

さて、最後に引っ越しをした際に忘れてはいけないのが、新しい郵便ポストに自分の名前を貼付しておくことです。ドイツの郵便システムでは、ポストに名前がないとどんなに重要な書類でも届きません。

特に、引っ越してから数週間の間に、ラジオ代金のお知らせなど重要な書類が届く手はずになっていますので、必ず忘れずにやっておきましょう。