【体験談】どうやって社畜サラリーマンがストックホルムでスウェーデン人金髪美女と出会ったか

タケルです。

いきなりですが、会社に所属していると、上司や同僚からの理不尽な要求や態度にいい加減我慢出来なくなる時がないですか?

おそらく”ない”と答える方は少ないのではないかと思います。

日本で企業に勤めていた頃も、こうして現地でヨーロッパ企業に就職した現在でも、それはあまり変わりません。(たまたま私が勤めている企業が、ブラック企業であることを祈ります。)

日々ストレスが溜まっていく一方です。

そういったストレスを解消する私の唯一の方法といえば、行ったことのない異国の地を訪れ、
現実逃避をすることです。

しかし特に今年は簡単には行かないですよね。

きっと読んでくださっている皆さんも同じ思いをしているのではないでしょうか。

実際に行ってみると思いも寄らない、素敵な出会いに恵まれることもあります。

今日はその一部を紹介出来たらと思います。

数年前に訪れたスウェーデンのストックホルムでの素敵な出会いについてです。

海外であった素敵な出会い:ストックホルム、カラオケBar

ストックホルムにはカラオケBarが何件かあります。

全部行ったわけではないですが、夜な夜な若者から年配のグループまでが集まる場所としては賑わっているスポットみたいです。

私が行ったところはKというカラオケBarでした。

オープンなスペースで歌う場所と日本のカラオケみたいに個室もありました。曲も結構入っていました。

色々あって私は両方使うことになりました。笑

詳しくは順を追ってお話しします。

スウェーデンに行ったきっかけ

あれは、まだ私が日本で働いていた頃で日本全体がクールジャパンと銘打って、インバウンド事業や海外事業に対して躍起になり始めた時期です。

私が所属していた企業でも、いよいよ海外事業に乗り出そうという意見が出ていました。

全社として取り組むべきだという意見が出て、期待が一気に私の所属していた部署に集まっていました。

上司から事業案を提出しろと言われ、私は国内市場にもいずれ限界が来るなと感じていたので、積極的に海外市場の研究をしようと、海外市場の視察案を提出していました。

しかし、何度催促しても返答が返ってこず、忙しいから見ずに捨てたとまで言われました。

さらに上の上司にも掛け合いましたが、業績が振るわず予算が出せないとのこと。

結局社内政治の為だけの部署のパフォーマンスだったことが判明。

社畜化していた自分と上司の態度にイライラが頂点に達したので、強引に夏季休暇をとって日本から遠いスウェーデンのストックホルムに一週間ほど現実逃避をしに行きました。

ストックホルムにした理由はもしかしたら海外事業の為になる情報を得られるかも知れないと思ったことと、単純に直前にドラゴンタトゥーの女の映画を見て、一度行ってみたいと思ったからです。笑

現地に友人がいると交友の輪が広がり易い

15時間以上のフライト後、ストックホルムのアーランダ空港に到着しました。

日差しがやけに強く感じたが、日本と違って夏の昼間でも肌寒い。

唯一バックバックに入れていたユニクロのパーカーを羽織りつつ、すぐにストックホルムの大学に通っている友達に連絡を入れました。

彼はまだ大学で講義があるらしく合流は夜になるということなので、先にホテルまで移動してチェックイン。

どうやら夜は他の友人と現地人に人気のカラオケバーで歓迎会を開いてくれるとのこと。

少し時差ボケもあったのかウトウトしてきたのでシャワーを浴びて仮眠を取りました。

20時過ぎに中央駅で待ち合わせ。友人の他にスペイン女性のAdaとスウェーデン女性のEraと合流。

二人とも大学の知り合いとのこと。

近くのハンバーガー店で軽く腹ごしらえをして、21時頃にKというカラオケBarに向かいました。

お酒が欧州人との距離を縮める

Couleur / Pixabay

個室が空いていないのでオープンスペースのBarで飲み始めました。

ヨーロッパ人はお酒に強いという印象があったのですがまさにその通りでした。

いきなりショットを連続して飲むなど、お酒があまり強くない私にとってはキツかったのですが、ハンバーガー店ではあまり会話が弾まなかったAdaとEraとも、お酒が入ってきたからなのか会話のキャッチボールがちゃんと出来るようになりました。

話していくうちにAdaはRock系の音楽が好きでEraはその当時流行り始めていたEDM系の音楽が好きということがわかりました。

Adaとは曲の趣味が合いそうだったので、どの曲が好きか聞いて、それを私がカラオケを歌うことになりました。

人前で歌うと注目の的に!歌が上手い自信があれば目立てる

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オープンスペースにもカラオケがあり、自分が歌いたい曲をリクエストしてその曲が流れたらマイクをもらい、歌うという流れでした。

割としっぽりした曲が続く中、わかり易いRockの曲を入れたら面白いなと思い、酔いに任せてNirvanaのSmells like teen spritsをリクエストしました。

Adaは多少興奮気味に待っていてくれました。

何曲か別の人が歌った後、Smells~のイントロが流れたので、マイクをもらいました。

高校の時にバンドを組んでいたこともあり、歌には多少自信があったのと、洋楽ばかり聞いていたのでメロディーもしっかり頭の中に入っていました。

アジア人が急に出てきて、勢いよく歌い上げたからでしょうか、拍手と口笛をフロア全体から頂きました。

調子に乗って手を振ったり、声を掛けて頂いた人と一言、二言話したりと気分が良くなりつつ、テーブルに帰るとAdaがハグで迎えてくれて、友人もやったなって顔をしてくれました。

人前で歌う勇気がもたらしたスウェーデン人金髪美女との出会い

おかげでその後は4人で楽しく飲むことが出来ました。

後は会計して解散しようかという話になり、各々トイレに立ったのですが、待っている間に横のテーブルに座ってきた、パンキッシュな金髪の女性が話しかけてきました。

『ヘイ。さっきのNirvana、すごい良かった』

「ありがとう。俺の大好きなバンドなんだ」

『本当に?私も好きなの。Foo fightersも大好きなんだ』

「俺も好きだよ。一番好きなバンド」

『嘘でしょ?ちょっと今から歌ってよ。』

あれ?なんか素敵な展開。

「分かった。一旦友達見送ってから戻ってくるから連絡先教えてよ。What’s upある?」

『もちろん』

無事に連絡先交換完了。名前はJoannaというらしい。

友人達を見送った後、すぐに彼女に電話しました。

急いでカラオケバーに戻ったら彼女はどうやら個室を取ってくれていたらしく、手を握られて個室まで案内されました。

そこには彼女の友人達も数人いたのですが、皆私の歌を聞いていたらしく、温かく仲間に入れてもらえました。

少しの幸せと新たな目標

結局閉店間際まで飲みつつ、店を出て解散となりました。

歌っている最中ずっと手を握ってくれていたJoannaには残念ながら?彼氏がいたのですが、
その翌日は私をストックホルムの旧市街の観光に連れて行ってくるなど、滞在期間中すごく良くしてくれました。

「きっと住むってことになっていたら、違った展開になっていただろうな。」

そんな淡い気持ちに浸りつつ、いつかヨーロッパ移住をするという決意を持って、日本への帰路に立ちました。