チェコ留学寄稿者の井上です。カラオケでアルバイトをしている時に金髪DQNにいじめられてから、DQNがトラウマです。
今回は、30歳(以降)がヨーロッパで留学を成功させるとどうなるのか、身をもってチェコ留学を体験した僕の経験をまとめていきます。
30歳でチェコの大学に留学するとどうなるのか?
僕がチェコの大学に入学をしようと思ったのは29歳のときですが、実際に書類選考を通過し、入学したのは30歳になってからでした。
30歳と言えば、すでに日本で順調にキャリアを積んでいればそこそこの役職について、結婚して子供もいる年齢です。
僕はというと、ニートした。大学を中退後、働きもせずプラプラと、実家に引きこもって2chをしていました。よく、2chの掲示板で「30歳過ぎたら人生終了」と煽られて内心びくびくしていたのを覚えています。
30歳から人並みの人生を始める方法はいくつかあると思います。弁護士資格や会計士など、いわゆる士業と呼ばれるものがその代表ではないでしょうか。
僕が人生逆転の切り札に選んだのは「チェコ留学」です。僕が偶然チェコを選んだことは、後から考えてみるとまったくの僥倖でした。
なぜなら、これより東の国の大学に行っていたら、寿司レストランのバイト以外、卒業後に満足な仕事に就くことはできませんでしたし、これより西の国に行っていたら、おそらく難しすぎて大学を卒業できていなかったからです。
とまれ、まったくの指運で選んだチェコでしたが、これがうまく嵌りました。30歳で入学、周りのきゃぴきゃぴした東欧の学生に交じって、僕の学生生活が始まります。この時、周りに僕の年齢を気にする人は誰一人いなかったのを覚えています。
さて、以下30歳でヨーロッパに留学を目指す人向けに、簡単に疑問に答えていきたいと思います。
周囲の学生に浮くことはないか?
まず、この点が一番気になる点だと思います。30歳のおっさんが、20代、下手したら10代のきゃぴきゃぴした学生に交じって勉強をして浮かないのか、という点です。
結論からいうと、ほとんど浮きません。ヨーロッパでは、20歳後半、30歳になってから大学に入りなおすケースも少なくなく、まったく問題なく友達も作れますし、グループの輪に溶け込めます。
卒業後は就職先があったか?
英語さえ話せたら、プラハは非常に日本人の就職率の高い都市です。理由として、国内全体の失業率が低く、フランスやドイツ企業が多く進出し、日系企業以外にも、こうした西欧企業で働くチャンスが多いのです。
僕は、卒業後一旦非常に有名な日系企業で働きましたが、上司に罵倒され夜遅くまで働くという環境に堪えられずに退職、その後フランス系の企業に入り直し、17時には帰宅できるホワイトな生活をエンジョイしています。
年下の白人彼女ができるか?
プラハに住んで4年になりますが、付き合った彼女は6人になります。現在の彼女はウクライナ人で、他にもロシア人、チェコ人、カザフスタン人と付き合いました(プラハにはアジア人好きの東欧の女性が非常に多い)。
言っておきますが、僕はチェコに来るまで素人童貞です。ブサ面の部類に入り、日本では全くモテません。
プラハでは、Kpopや日本レストランなどの影響でプチアジアブームが起きているので、日本人というだけでグループ内で割とモテます。日本人の数自体そう多くないので、競争相手もいなく、つかみ取り状態です(最近はどうだか知りませんが)。
白人との恋愛に関しては欧州恋愛コンサルタントのマサトさんの記事を参照にしてください↓
授業についていけるか?
30歳だから頭に入らない、ということはありません。授業を英語で受ける以上、英語力を渡航前にしっかりと鍛えておけば、十分に対応できます。
僕の大学には、日本からの交換留学生が来ていましたがみな英語に対応できず試験に落ちていました。若いということよりも、英語がしっかりできるかが、欧州の大学を卒業するうえで重要です。
30歳だから困ったこととかは無い?
現地で困ることはほとんどありません。30歳を超えると現地の健康保険料が高くなるくらいです。
30歳という年齢を過敏に気にするのは、むしろ日本人だけです。プラハの日本人コミュニティに顔をだすと、30歳なのに学生なんだ!とかいって煽られます。