Ciao!!
酷暑におびえる筆者です!
僕、すごく暑がりの汗かきなんですよ…
それこそ学生時代なんかはクーラーガンガンのバスに揺られて約1時間、着ていたTシャツが水浸しというレベル…
シエナも真夏には35度を上回ってくることもよくあるので大変ですよ…
ということで今回はイタリアでパスポートを盗まれた時の対応についての記事です!
やられた!パスポートを紛失・盗難されたらどうする?
イタリアに住んでいても旅行で来ていてもみんな気を付けなければならないのが窃盗ですね。(というかヨーロッパは大体どこでもスリは多いですからね…)
僕自身はイタリア含めて約7年ほどヨーロッパに住んでいて1度もスリにあったことがない割とラッキーな人間なんです。(まぁ以前にフラットメイトのフランス人とその彼氏に日本帰国中に部屋に入られて色々盗まれたことはありますが…)
ところが先日、日本から遊びに来てくれた友人がパスポートと財布をすられてしまいました…
かなり大変な目に合っていて、僕も可能な限りの助力はしましたが最終的には日本大使館の素晴らしい対応のおかげで予定通りに帰国できました!
そこで今回はパスポート紛失・盗難の際の対応等について解説していきます!
盗まれたことが分かったらどうする?
警察へ!
盗まれたらまずは警察に行きましょう。
使用可能なスマートフォンがあれば近くの警察署(PoliziaもしくはCarabinieri)を調べてください。(Carabinieriの方が対応がいいとよく聞くので、可能であればそっちの方がいいかも…?)
もしバッグごと盗られたりで電子機器もなくなった場合は、都市なら鉄道駅に行けば大体警察がいる(というか駐在所みたいなのがあったりする)のでそこを目指すこともできますし、ホテルに滞在している場合はホテルに戻って警察の場所(ホテルによっては街の地図ももらえるかも?)を聞くこともできます。
警察署に着くと被害届を書くのですが、警察での対応は、被害届を記入→サインと押印をもらう→終了!!!という感じだそうです…
良くも悪くも流れ作業という感じですね。(イタリアだから慣れっこなんでしょう…)
滞在先がローマやミラノの場合は、先に大使館に行って今後の流れや近くの警察署を教えてもらったりなどもできるかもしれません。
大使館に連絡
次にするのは大使館への連絡です。
イタリアにはローマとミラノの2か所に日本大使館があります。
在ローマ日本大使館
住所:Via Quintino Sella 60, 00187 Roma
電話:(+39)06-487-991
開館時間:月~金曜日 09:30~12:45 及び 14:15~16:30
在ミラノ日本大使館
住所:Via Privata Cesare Mangili 2/4, 20121 Milano
電話:(+39)02-624-1141
開館時間:月~金曜日 9:15~12:15 及び 13:30~16:30
どちらでもパスポートの再発行や帰国のための渡航書が申請・発行できますが、必要な時間が違う可能性があるようです。(後ほどこれらについては簡単に説明します)
一応各大使館の管轄の州も決まっていて、トスカーナ州・マルケ州とそれ以南はローマ、以北ならミラノの大使館に連絡することになります。
よく滞在先に選ばれる都市で少し詳細にすると、ローマ・フィレンツェ・ナポリ・シチリア・サルデーニャがローマの大使館、ミラノ・ヴェネツィア・ボローニャ・トリノ・ジェノバがミラノの大使館です。
もし手元にスマートフォンがなければ、街中でたまに公衆電話(国際電話専用テレフォンカードの購入が必要)があるのでそれを利用するか滞在先のホテルに頼んで電話をかけてもらうかになるでしょう。(街中で誰かに借りるのは難易度高すぎるのでお勧めできません、時間の無駄です)
ど~~~しても手段がなければ、連絡はスキップで次の項目に移りましょう。(何事もあきらめが肝心ですわ…)
いざ大使館へ(パスポート再発行または帰国のための渡航書)
ローマの大使館の場合、午前9:30から受付開始で朝一であれば基本はその日のうち(午後3時以降)に発行してもらえるようですが、午後になるとさすがに翌日以降になるようです。(朝一突撃不可避!)
ミラノの場合は、午前9:15から受付開始で、発行は数日後(2日くらいと聞いた)になる可能性があるようです。(だとしても朝一に行かねぇ理由はねぇよなぁ???)
大使館に朝一で行くまでに自分で用意する必要があるものは、被害届・パスポートサイズの写真2枚(写真ボックスなどで撮った場合は切らずに)、そして可能なら6か月以内に発行された本籍地が載っている戸籍謄本または妙本の原本・(渡航書の場合のみ)帰国用の航空チケットやeチケットのコピー(無理ならメールでもいいらしい)です。
大使館に着いたら紛失一般旅券等届出書・渡航書発給申請書または一般旅券発給申請書を記入します。
帰国のための渡航書とパスポートの再発行の違いってなんやねん!!と思う方もいることでしょう。
渡航書は原則としてイタリアから日本まで直行便または経由地で入国しない人のみが申請・所得可能で、今回の帰国のフライト中のみ効力があり日本に到着すると失効・破棄されるものです。
パスポートの再発行はどんなに急いでいても経由地での入国が必要な場合は絶対に必要になるので、分からなければ大使館の方に聞いてみてください。(急いでない場合はこっちを選ぶのが確実かも?)
さて必要書類を記入したら上で述べた書類と一緒に提出するのですが、戸籍謄本が手元にない方もいることでしょう。
その場合は、家族など可能な人に委任して戸籍謄本を取りに行ってもらい画像を大使館にメールまたはFAXで送り、同時に郵送もしてもらい、その時にもらう郵送控えも一緒にFAXで送ってもらう必要があります。
これら手続きが終わったら発給を待つだけですが、受取時に手数料の支払いが(もちろん!)必要で、注意しないといけないのは、手数料は基本的に現金(しかも金額ピッタリ!)でのみ受付可能だという点です。
渡航書の場合は20ユーロ、パスポートの場合は5年用89ユーロ(12歳未満49ユーロ)、10年用130ユーロです。
もし財布もなくてお金がない!!という場合は、ウエスタンユニオン(国際送金 | Western Union JP)という銀行の利用が推奨されています。(クレジットカードなんかも盗られたなら忘れずに止めておきましょうね!)
このウェブサイトかトラベレックス等の店舗から送金ができ、銀行で手続きをすれば送金したお金を受け取れます。
注意として、ローマやミラノから離れた場所にいる場合は基本陸路(場合によっては海路)で移動しないといけないと思われる点があります。(飛行機だと国内線でも身分証無いと大体無理)
あと、お金かけたくないから渡航書取って他の国によって帰ろ~なんてことは考えないように…無駄なリスクを背負うのはチャレンジャーではなくただの馬鹿なので…
そもそも気を付けておくこと
ヨーロッパはそもそもスリが多い国ばかりですし、イタリアも特に多い国の1つです。
まずは自分がスリに合わないよう、財布・パスポート・スマートフォンは安易にポケットに入れず、バッグなどの取りにくい場所に入れたりチェーン・紐をつけておくなどの対策をしておきましょう。
万が一盗られた時のために戸籍謄本または妙本の原本を旅行に持ってきておくのも大事ですね。(留学等で長期滞在の場合でも半年までは効力あるからお守り代わりに!)
航空チケットは…現在ではeチケットがほとんどなので、スマートフォンとお別れした時のためにコピー持っておくと渡航書の申請などがスムーズになりますね。
せっかくのイタリア滞在、嫌な思い出で日本に帰って欲しくないのでくれぐれ気を付けてください!(約束だゾ☆)
まとめ
いかがでしたか?
結局友人は予定通りに帰れたと最初に言いましたが、ローマの大使館でパスポートを即日発行してもらえたからこそであり、友人の素早い行動、大使館の完璧な対応、そして僕の華麗なるサポート!!!!!!……も多少(?)あってのことでした。
もしパスポートが旅に出ても、余った時間で大使館から近いコロッセオ・パンテオン・トレビの泉・スペイン広場・階段・ヴァチカン等、旅行のアディショナルタイムだと思って寄って楽しみましょう!
中に入らなくても周りから見るだけでも迫力ありますヨ…!
どうせ手続きと時間のみが解決してくれる事なので、気持ち吹っ切ってイタリアを最後まで楽しんでいってください!
イタリア大学留学に興味のある方は手続きについての記事を書いているので是非読んでください!
それではまた次の記事で!
Ciao!! Sogni d’oro!!