海外旅行をする際は、旅行の規模に合わせて持っていくものをまとめなくてはいけません。衣服、服用している薬、コンタクトレンズなどのように、日常生活で使用しているものはもちろん必要なのですが、それ以外にも旅行にもっていくと便利なものもいくつかあります。
今回は、パスポートや下着といったごくごく当たり前の装備品とは別に、ヨーロッパ旅行で使うと便利なグッズを紹介していきたいと思います。
旅行用グッズ
こうしたグッズは、日常ではなかなか使う機会がないのですが、旅行の際には効力を発揮します。それゆえ、空港などではここぞとばかりに売りに出されていますが、空港で買うと値の張るものばかりです。そのため、旅行前にドン・キホーテや、Amazonを利用して購入するとよいでしょう。
交通機関での移動を快適に
日本では、パブリックな場所では静かにしなくてはいけない、という不文律があるので、そこまで気をかけずともいいのですが、海外旅行中や、あるいは海外に向かう機内では、騒音や光によって気が散らされることが多々あります。そんな移動時間を快適に過ごすために、以下のようなグッズが必要です。
耳栓
海外の列車、飛行機、長距離バスなどを利用していて感じるのは、日本人は騒音に耐性がない、ということです。日本人は公共の場では騒ぎません、電車内で通話しようものなら白い目で見られます。
一方、ドイツを含むヨーロッパ諸国では、車内で話す、いちゃつく、トランプをして盛り上がる、などは当たり前で、こうした状況下で、休んでおきたいときには耳栓のように、外界の音を物理的にシャットダウンするものがあると便利です。
また、交通機関内だけでなく、ホテルの立地によっても騒音に悩まされることがありますので、耳栓は海外旅行の必需品だと思っています。かさばりませんし。
唯一の欠点は、そのまま寝てしまうと、火事や事故などの有事への対応が遅れてしまうことです。
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アイマスク
上述の耳栓と同じく、外界の光を物理的にシャットダウンするために使用します。ただ、海外の交通機関でアイマスクをして無防備に寝入ってしまうのは非常に危険ですので、こちらはあくまで飛行機用です。ドイツの電車などで、アイマスクをして寝ている人は見かけたことがありません。
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まくら
同じく、飛行機内で安眠できるようなアイテムです。売れ行きが良いのか、空港内でもたくさん売っており、Amazonなどで買うよりも、触り心地を確かめるために、デパートなどへ実際に赴いて購入することをお勧めします。
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電子器具のおともに
続いて、旅行中の電子器具をサポートするアイテムについての紹介です。
ポータブル充電器
海外でWi-Fiを使う場面は良くありますし、Wi-Fiを使うと電池をたくさん消耗します。場合によっては写真を撮ることもあるでしょうし、連絡の手段に使うこともあるかもしれません、長い移動の間に携帯のゲームを利用することもあります。
そんな時、どこでも携帯の充電が可能な「ポータブル充電器」はかなり重宝されます。充電時間、持ち時間、値段などは商品によりますが、お勧めは携帯3~4回分くらい充電しなおせる充電器です。充電器の充電は、専用のプラグを使ってコンセントから充電したり、あるいはパソコンに接続して充電するような形です。
ちなみに、ドイツのICE電車を利用する場合、コンセントがついているので便利です。
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変換プラグ
ヨーロッパの国々を周遊する予定がある場合は、どこの国でも通用するような変圧器を買っておくとその後便利ですし、特定の国に行く場合でもその国用の変圧器が必要です。日本で買い忘れてもヨーロッパの家電量販店で買うことができますが、場所によっては日曜日はお店が閉まっているので注意しましょう。
また、電圧もヨーロッパと日本では異なるので(例:ドイツ230V、日本100V)、本当は変圧器も必要なのですが、携帯やパソコンなどは基本的に海外の電圧にも対応するようにできていますので、230Vに対応していない電化製品を持っていく場合のみ変圧器を持っていきましょう。
ポータブルWi-Fi(レンタル)
ヨーロッパでは、各都市、カフェ、駅構内などでWi-Fiが使用できますが、公共Wi-Fiを使っての重要な情報のやり取りは、ハッキングされる恐れがあります。
町中どこでも無料でWi-Fiがある、というわけでもなく、ホテルや電車の時刻を調べるために、即座にWi-Fiが必要になってくる場合、やはり、短期旅行であれば空港などで借りていくことをお勧めします。
防犯対策に
海外に在住の日本人女性などは時々持っているのを耳にします。ヨーロッパの治安を日本と比較してみると、ドイツのような先進国でも、犯罪にあう確率は日本の何倍も多いです。
殺人や強姦などの重犯罪はもちろん、盗難、詐欺などの被害も多発しており、日本と同じ心構えで夜道を歩いていたら大変な目にあいます。
防犯ブザー
時と場合によっては、相手を刺激することは危険につながることとなりますが、逆に大きな音を出して助かるケースもあります。
防犯ブザー自体は日本のAmazonなどで購入して、日本国内でも持ち歩けますので、海外旅行用に買っておいて無駄ではありません。本当はペッパースプレーとか持ってたほうが威力は高いのですが、どうでしょう、機内に持ち込めない気がしますね。
パスポート入れ
上述のように、海外では重犯罪以外にも様々な犯罪の被害にあう被害が多く、パスポートや財布をひったくられた、すられた、という事案は非常に多いです。最悪、パスポートや財布はお金で返ってくるものですが、財布もパスポートも盗まれてすっからかんになってしまうと、帰国するのにも難儀しますし、どんな危険な目にあうか分かりません。
念のため、パスポートや予備のクレジットカードなどは首からかけて分けておけば、最悪の事態は避けられます。
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ワイヤー
ヨーロッパの電車などに乗る場合、スーツケースはそれぞれの車両の入り口部分にあるスーツケース用の棚に預ける必要があります。これは、自分の座席から離れたところに位置していますので、不安な場合は、誰かに持っていかれないようにワイヤーなどで固定しておく必要があります。
また、ホステルなどに泊まる際も、自分のベッドやロッカーに荷物を括り付けておく旅行客も多々見かけます。
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その他個人的にお勧めなもの
最後に、その他個人的にお勧めのヨーロッパ旅行用アイテムを紹介します。
はかり
はかりがなんで重要かというと、出発時の荷物と、帰国時の荷物の重さが同じだとは限らないからです。特に、友人など向けにお土産を購入し、しかもそれがアルコールなどの機内に持ち込みできないようなものだった場合、機体に預けなくてはいけないので、重量制限を気にしなくてはいけません。
空港でいざ重さを測ってみて、重量を越えている、などとなったら恥ずかしいですし、場合によっては超過料金を科されますので、現地での荷造りをスムーズにするためにも、はかりの購入はお勧めできます。
スーパーのビニール袋
ドイツを含め、多くの国でビニール袋はスーパーで有料ですし、日本のコンビニでもらえるような半透明な使い勝手のいいものではありません。
不意の雨で服が濡れてしまったが、リュックサックに入れたくないとき、バス内で急に具合が悪くなった時、カメラを落としてしまったが、ばらけた部品を無くさずにどこかにまとめておきたいとき、などなど、普段当たり前のように使っているビニール袋が、実はいたるところで重宝されます。
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また、ドイツでは夏になるとよく「Gewitter」という局地的な大雨が降ることがあり、そうした際に雨宿りができない状況であっても、パスポートや携帯を濡らしたくないときは、ビニールに入れておけば助かります。