ドルトムント空港は、年間200万人の旅客をあつかう小規模空港です。近くにDüsseldorf空港という大きな空港があるため、普段はお世話になることがありませんが、ドイツから東へ向かう格安の運航便が多くあります。
ただ、市内からのアクセスが非常に悪く、特に行き方を知らないと搭乗時刻に間に合わないことがあるので、注意しましょう。
空港へのアクセス
空港へのアクセスは、市内列車(S-Bahn)、シャトルバス、タクシーの3パターンが挙げられます。
シャトルバス
この中で一番安く、かつ簡単に空港まで着くのがドルトムント中央駅から一時間に一本(2019年3月31日より、ダイヤが改正されて1時間に2本になりました)、空港に向けて運行しているシャトルバスです。
朝の4時から夜の22時まで、毎時〇〇時30分(お昼時は〇〇時00分も)かっきりにバスが出ており、22分で空港まで到着します。
チケットは予約ができず、バスで直接購入するシステムで、2019年の新料金は9€です。写真の以下の乗り場から乗ることができます。
逆に、空港から市内へ行く場合は、毎時〇〇時00分に市内向けのシャトルバスが運行しています。
市内列車(S-Bahn)
他にも、空港→バス→最寄り駅(Holzwickede駅or Unna駅)→列車→ドルトムント中央駅、というバスと列車を乗り継いで市内と空港をつなぐルートもありますが、あまりお勧めできません。
バスが3€、列車も4~5€かかるため、手間の割にシャトルバスと値段が変わらず、かつチケット売り場が面倒なので、初心者にはお勧めできない、というアクセスです。
私は、一度だけこのルートを使って空港まで行ったことがありますが、シャトルバスに比べ不便なため、このルートはそれ以降使っていません。
タクシー
タクシーですと、空港~市内まで30€程度で行くことが可能です。ただし、裏技が有り、タクシーを活用することで7€程度で空港まで行くことが可能です。
その裏技というのが、タクシーに適当に4人集めて一緒に乗ることです。
駅前のタクシー乗り場は、シャトルバスのバス停の目の前に位置しており、シャトルバスを待つ客が増えてくると、タクシーの運転手(大体トルコ人)がバス待ちをしている人たちに声をかけ始めます。
空港まで通常30ユーロですので、4人集まると一人頭7€で載せていってくれます。これが、最短かつ最安でドルトムント空港に行く方法です。
空港ファシリティ
最後に、空港ファシリティについて紹介します。
上述の通り、非常に小さな空港のため、めぼしいものは何もありません。唯一の救いが、Wi-Fiが使い放題なのと、充電のできるFellow Caféが営業していることです。
また、上述の通り東欧、特にシェンゲン外への運航便が多いため、パスポートチェックを行う必要が場合によってはあります。一度、パスポートチェックを行ってしまうと、お店も無い非常に不便な待合室で待たされることとなりますので、パスポートチェックを終える前に飲み物など購入しておきましょう。