【留学後は無職!?】ヨーロッパ留学に失敗する人の7つの特徴

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海外留学というと華々しい響きですが、実際に留学までのプロセスなどはたくさんの留学エージェントが喧伝しているものの、留学後の進路について明らかにしているところはそう多くはありません。

もちろん、中には留学の目的を果たし、キャリアアップをしたような人もいますが、中には、留学したがために人生を持ち崩したり、キャリアアップに失敗し、逆に職を失ってしまった、という人もいます。

今回は、そういった「失敗ケース」に陥ってしまう人の特徴をまとめていきたいと思います。

留学は必ずしも良い結果をもたらさない

私の周りを見渡すと、留学したはいいものの、途中であきらめて日本に帰る人が3割程度、留学で語学留学や正規留学を満了したものの、その後の進路が無く日本に帰る人が3割、卒業後も初志貫徹し、現地にとどまり続けたり、日本でより良いキャリアを見つけて帰国する人の割合が4割くらいです。

日本人だけではなく、私と同じようにヨーロッパに留学している韓国人、インド人も似たような傾向で、やはり、留学を満足の行く結果で終える人の割合は、世に喧伝されているより少ないと思われます。

そういった失敗ケースに陥る人の特徴とは、一体どんな人たちなのでしょうか?

資金の計画性がない

私はアイルランドに行ったことがありますが、その際、資金の計画不足に泣かされ、何も得られることがなく日本に戻ってきたことがあります。

結局、現地で語学を学ぶにしろ、大学に入学するにしろ、ベースとなるのは学費や生活費を賄えるだけの資金力で、それがないと、現地で毎日バイトをし、ひたすら糊口をしのぐ生活が待っています。

一度バイト地獄に陥ってしまうと、当然勉強にも身が入りませんし、日銭を稼ぐことだけに拘泥してしまい、友人の輪も広がらなければ、知識も増えていきません。

正規留学を目指してヨーロッパにきたものの、結局半年足らずで学費どころか生活費も足りなくなり、毎日バイトに明け暮れる、という人を私は見てきましたし、かくいう私もアイルランドで似たような経験をしています。

それゆえ、留学のために計いくらの資金が必要なのか、渡航前にしっかりと計算し、その分のお金を貯めてからヨーロッパにこないと、典型的な留学失敗ケースに陥ります。

ちなみに、チェコの場合留学年数×80万円、ドイツの場合留学年数×120万円くらいが相場です。

日本人同士でつるむ

語学留学で多いパターンですが、せっかく現地に行っても、日本人同士でつるんでしまい、結局数か月滞在しても英語や現地語が全く身につかず、結局日本に帰ってきたときには行ったときの英語力と大差ない、なんてことも耳にします。

チェコなど、日本人の少ない環境であればそのようなことは少ないのですが、英語圏、特にイギリスやアメリカなどでは注意が必要です。

結局、語学学校で教えてもらえるのは文法的な要素が強く、実際に外に出て使う英語とは随分と差があります。

それゆえ、英語や現地語を身に着けたい場合、語学学校に通って満足するのではなく、現地の友達が作れるように、積極的に外に出て、コミュニティなどに参加する必要があります。

留学後のプランが無い

留学は一つの過程であって、人生のゴールではありません。よく、ヨーロッパに留学することが夢、目標、という人を見かけますが、留学して人生が終了するわけではなく、むしろそのあとのほうが長く人生は続くので、入るまでの計画はもちろんですが、入学後のプランもしっかり立てておかなくてはいけません。

よくあるパターンが、ヨーロッパの大学に入ったのだから、卒業後は仕事さえ選ばなければ就職できるだろう、という考えですが、現実はそんなに甘くありません。

日本でも、大学4年間を漫然と過ごした学生と、目的意識をもって過ごした学生とで、卒業後の進路に如実な差が芽生えるのは知られている通りです。

ただ単に海外に留学したから語学力が飛躍的に伸びる、というわけでもないですし、知識が身に着く、というわけでもありません。

留学後も、インターンシップをしたり、大学の試験でいい成績をとれるように努力したり、現地の友人の輪を広げたり、と、不断の努力を行えるものだけが、留学終了後、日本に帰ってきてキャリアアップしたり、現地の大手企業に就職したり、という未来が待っているのです。

海外留学したから日本では楽に就職できるだろう、という考えは、甘えでしかありません。実際にそうたかをくくって日本に戻り、武器は英語だけ、でもヨーロッパに留学したというプライドが高く、結局日本で就職先がないまま東南アジアなどに流れていった日本人を私は何人か知っています。

英語の準備がゼロ

留学エージェント「英語力ゼロでも、海外に住めば英語が身につくから大丈夫だよ」という甘い言葉に踊らされ、下準備ゼロで海外に向かう人がいますが、これはあまりお勧めできません。

まず、留学エージェントにとっては、語学学校に支払われた額の10%程度が懐に入ってくるシステムですので、そりゃあ語学学校に長く滞在してくれる、英語力に乏しい日本人は上客です。

ただ、海外に住んで急に英語が身に着く、というわけではなく、実際には能動的に文法や語彙を身につけないと、住んでいて勝手に頭が何でもかんでもインプットしてくれるということを期待してはいけません。

最低でも、留学前にTOEIC600点くらいの英語力は身に着けておかないと、ホームステイ先や事務所などの勝手が全く分からず、生活に大きな障害をもたらすことになります。

意思疎通のストレスがたまると、体調を壊しやすく、結局日程を早く切り上げて、日本に帰国、という例を散見します。

ビザの問題を軽視する

上述のような問題、例えば日本人同士でつるむだとか、英語ができないとか、というのは、ボディブローのようにじわじわと後から響いてくる問題ですが、ビザの問題は、一発で国外退去となりえるような致命傷をもたらします。

例えば、チェコの場合、ビザ申請中の期間も含め、最初の入国から3ヵ月までしか滞在できませんので、チェコに来てからビザを取得すればいいや、とたかをくくっていると、外人局とのアポイントに1ヶ月、日本からのアポスティーユに1ヶ月、とずるずると時間だけが過ぎていき、3ヵ月経ってもビザが取得できないまま、シェンゲンを追い出されます。

私がチェコに留学しているとき、少なくともこのパターンで3人の日本人が、大学に籍を置いたままドロップアウトになりました。

それゆえ、ヨーロッパに来て観光や飲み会などやりたいことはたくさんあると思いますが、まずいの一番にビザの問題を解決してから楽しむようにしましょう。

自分から行動しない

こと情報収集という点で、我々日本人は留学中大きなデメリットがあります。成績の取得にしろ、就活にしろ、ある程度日本の高校や大学では親や学校が情報をもたらしてくれていましたが、海外では全て自分から行動しないと有用な情報は手に入りません。

留学し、卒業したら自動的に仕事が手に入るわけではなく、オンライン、オフラインを問わず、積極的に行動し、仕事のインタビューを申し込まないと、チャンスは舞い込んでくるものではありません。

そのため、日本的な受け身の立場でいると、卒業はしたものの、特に就職先がない、という状況に陥ります。

英語以外に頼れる武器が無い

最後に、英語以外に特に頼れる武器が無いと、現地での就活がうまくいかず、現地生活を志して留学しても、単純労働の仕事に就くようになったり、日本に帰ってきたりする羽目になります。

現地の学生たちは、当然英語に加えて、専門知識を身に着けているわけで、彼らと就活戦線で対等に渡り合うためには、英語だけではなく、仕事上の専門知識や、その他特技が重要になってきます。

また、日本人の中で見渡しても、英語が話せる人口というのはここ数年着実に増加傾向にあり、それだけでは他との差別化ができません。

それゆえ、もし留学の目的が、キャリアアップや現地採用の場合、英語力にかまけることなく、その他知識にも磨きをかけましょう。