Chao!!
どうも、私生活で不愉快なことが乱発し、最高に(最悪に)心が折れてる筆者です。
今回はイタリア大学留学をしている人ならほとんどが感じる、イタリアの大学の試験ってどうなってんの!?について解説していきます!!
イタリアの大学で受ける定期試験は日本とシステムが違う!?
イタリアの大学に留学して1番手順がわからずに困惑してしまうのは、もしかすると大学の定期試験の受け方かもしれません。
大学がわざわざ留学生に説明してくれない可能性も高いです。(筆者もそうでした!)
イタリアの友人によると、日本はアメリカ式の試験・単位システムであるのに対し、イタリアはイギリス式がベースだとか。
厳密にいうとイギリス式とも違う部分がありますが、そこも1部、分かる範囲で説明します。(気になった人はぜひ詳しい人を探して真偽のほどを確かめてみてください!)
ここではそんな人たちが感じるであろう疑問に出来る限り答えていきたいと思います。
※ただしこれは筆者のシエナ大学での経験ですので、他の大学ではまた少し違っている可能性があります。
定期試験はいつあるの?
まずはこの疑問から。
これに関しては日本と似ています。
イタリアの大学は2学期制で、それぞれ中間・期末試験があります。
※学期(Semester)と期末試験期間(Session)は別物なので、以降たびたび出てくる際に間違えないようにしてください!(基本的に表記は学期とSessionという風に分けておきます)
授業によっては中間試験がないことも稀にありますが、基本的にあると考えていいです。
しかし期末試験には日本の大学とは大きな違いがあります。
日本の場合は基本的に1学期に1教科につき1回、それに再試があったりといった形だと思います。
しかしイタリアの大学では、1学期に最低2回は必ず受けることができるのです!
例えば秋学期であれば1~2月が冬季試験期間(Winter session)で、1教科につき月に1回は試験日程が組まれており、合格するまで、もしくは満足できる点数を取るまで何度でも受けることができます。
そして春学期の場合、6~9月で夏季試験期間(Summer session)が組まれており、最低4回はチャンスがあります。
ここで受けるテストは、その学期に履修した科目である必要はなく、前の学期やそれ以前のものでも受けることができます。
未履修の科目のテストを事前に受けることはできないので、そこは注意して下さい。
例外的に他の月に追加で組まれることもあるようです。
試験日程は、大学にもよりますが、シエナ大学の場合はホームページで試験日程用のカレンダーがpdfでアップロードされたり、segreteria studenteという学校に関する様々なことを行えるウェブサイトで試験の登録や日程、結果などの確認が行えます。(この試験の登録については次の項目で説明します)
もしくは、myUSienaというアプリでも試験の登録や確認、結果など、色んな事が行えます。

segreteria studenteのようなオンラインプラットホームは形式こそ違えど、どこの大学でもあると思うので、入学登録の時に聞いてみましょう。(そもそもメールでリンクが送られてくるとは思いますが…)
ちなみに、冒頭でいったイギリス式がベースというのは、主にこの試験日程の形式のことらしく、イギリスでも学期と試験期間が分かれて設けられているようです。
試験に登録が必要?
上で説明したように、イタリアの大学では定期試験を受けるのに登録(要するに予約)が必要となることが多いようです。
実際にシエナ大学では必ず試験ごとに登録することが必須で、それをしなければ当日に試験会場へ行っても、試験を受けることは出来ませんし、すり抜けたとしても試験結果が成績に反映されることは恐らくないでしょう…
試験当日には必ず学生証と身分証明書が必要となります。(基本的にパスポートか滞在許可証)
担当者にもよりますが、会場の入り口で学生証を確認してからしか入室できないこともありますし、たいていは自分の机の上か授業用の長机の上にスマホと一緒にまとめて置くように促されます。
もし忘れても片方があれば認められた ”っぽい” 生徒もいましたが、危ないことなのでわざわざ真似をしないようにしましょうね!

1年間に必要な単位数は決まってないの?
イタリアでは1年間に何単位以上取らないと留年という決まりは基本的にありません。
最初の項目で説明したように、試験が何回でも受けなおせる、ということは逆を返すと自分で好きなタイミングで受けられるということです!
そうすると、極論ではありますが最終学年の最終学期に全科目を受けて全科目パスすればストレートで卒業できるというわけです。
ただし、我々のようなEU圏外の留学生は滞在許可証が必要となり、その滞在許可証の更新に1年で最低1科目はパスしているということを証明する紙が必要となりますので、先ほどの極論を完遂することは実質不可能です。
もしこれを読んでいる君がギリギリでいつも生きていたい、スリルを常に求めているタイプのド変t…もとい変わり者ならば、この極限卒業チャレンジをしてみてもいいかもネ!
試験方式はどうなってるの?
これはもちろん教授によって変わります。
これまでに僕が経験したパターンは、筆記試験(中間+期末)パターン、筆記試験(中間+期末)+口頭試験(期末試験で合格点到達後)パターンです。
他にも試験の代わりにプレゼンが行われたり、期末は口頭試験のみのパターンなどもあります。
ここで1つ気を付けてほしいこと!
それは、その科目を履修した直後の試験期間(つまり、秋学期ならWinter session、春学期ならSummer session)でないと、中間試験をたとえ受けていたとしても、その試験結果は最終スコアに反映されなくなることがほとんどです!
実際に筆者が経験した秋学期での例を挙げると、「中間試験合格した!⇒Winter sessionでの期末試験落とした…⇒履修直後のWinter sessionで合格できなかったから中間試験の結果が取消!?次回以降の試験は中間・期末の両方からの出題!?!?」
なので、1番楽に単位を取れるのは履修直後、ということになります。
とはいえ、必ず単位をすぐに揃えなければならないという決まりがないことは、メリットでもありますので、自分の好きな方法自分のペースでできる道を探しましょう!
最後に
ここまでイタリア大学での試験について説明してきましたいかがでしたが。
色々説明してきましたが、今の世界情勢的に試験も完全にオンラインとなったりしていて、上記に当てはまらないことも多いです。
なので、この記事から必要な情報をしっかり抜き取り、新しい方式の中で役立てていってもらえたら幸いです!
どれではまた次の記事で!
Chao!! Sogni d’oro!!