外国語の勉強を始めるモチベーションが、その国のガールフレンド/ボーイフレンドを作るため、という人も中には少なくないように思います。
実際に、理由はどうあれ、モチベーションの存在は言語学習にポジティブな効果を生みますし、実際にパートナーを見つけると、日常会話を通じて語学力がさらに発展していくことになります。
さて、外国人と日本人を隔てるバリアは、何も言語だけではありません。セックスのようなノンバーバルな行為においても、様々な文化差が生じ、それが思いもよらぬトラブルを生む原因にもなりかねません。
今回の記事では、ドイツ人とセックスするうえで、日本人男性が注意しなくてはいけないポイントについて解説をしていきます。

ドイツにおけるセックス事情
日本の保健体育の姿勢などを見ていると、どうしても性に対して日本は古風というか、やや包み隠して日常の話題に乗せたがらないように思えます。
対して、ドイツをはじめとする西欧諸国では、性に関する話題はオープンになされています。


統計データ
西欧において、性の話題は日本よりもオープンになさているせいか、各指標を見比べると、ドイツの早熟さが際立ちます。例えば、ドイツの新聞Spiegelによると、15歳のドイツ人女性の33.5%はすでにセックスの経験があるとのことです。
初体験の年齢は17.6歳で、日本の19.4歳に比べて1年半年も早い計算になります(ちなみに、統計上もっともはやいのはアイスランドの15.6歳)。

また、不特定多数の異性との性行為に対する考え方も寛容で、ドイツ人女性は「新しい服を買うように」男性をとっかえひっかえする、と揶揄されることさえあります。
ただ、実際には人によっては結婚してからとセックスするという、キリスト教的な純潔を保つ女性も少なからずドイツには存在しますし、あくまで人による、といったところでしょう。
そんな証言を裏付けるような面白い統計データもあり、ドイツ最大の統計社Statistaの調べでは、ドイツ人女性でまだ一度も交際を経験したことがない人が全体の11%を占めます。交際経験なし=処女、と断言こそできないものの、初心な女性が多いことを物語っています。



ドイツ人とのセックスでの注意点
ドイツ人のセックスカルチャーを端的に表すのであれば「野性的」です。さながら、ライオン同士のまぐわいのような理解でいると、なんとなく納得しやすいかと思います。
ですので、どちらかと言えばワイルドで肉欲的なセックスが好まれるのが、ドイツのセックスカルチャーの特徴かと思います。
以下、日本とドイツのセックス文化の違いをまとめました。
セックス前にシャワーを浴びない
ドイツ人のセックスはその場の勢いや流れを重視しますので、一々セックス前に「シャワー浴びてからにしよっか」みたいなことにはなりません。ベッドやソファの上でいちゃいちゃして、そのまま行為に及ぶ、というワイルドな性行為の開始が好まれます。
ですので「今日はセックスの流れになるんじゃないか」という予感がする場合、念のため、先にシャワーを浴びておいたほうが良いでしょう。ちなみに、映画About Timeでは、女優のRachel McAdamsが主人公の男性とデート後、ベッドの上で激しいセックスを行っていますが、まさしくこんな感じです。

でも、歯は磨いておいたほうがいい
ただ、キスなどを多く行うのであれば、歯だけは磨いてからセックスしたい、というケースも多いです。ドイツ人はきれい好きで、セックスシーンに留まらず、一緒に住んでいたりしても、歯は磨いたのか、歯はキレイか、としきりに歯について突っ込んできます。
ただ、まだ付き合ってもいないのに歯ブラシを携帯し、ディナーが終わったらこっそりトイレで歯を磨く、というのも不自然ですので、勢いでセックスする際には歯も磨かず行うことがあります。
ちなみに、私の場合、いい感じの女性とディナーなどに行く場合、一応ガムなどを携帯するようにしています。レストランからベッドに行くまでのインターバルで噛んでおけば、多少口臭を緩和させることができます。


場所にはこだわらない
例えば、日本だったら、お正月に彼女、彼氏を連れて両親に挨拶に行ってそこで泊まったら、その夜はセックスの流れにならないですが、ドイツですと、実家だろうが、友達と一緒に旅行中だろうが、あまり人目を気にせずに性交の雰囲気になります。
例えば、ドイツのシェアハウスなんて、隣との壁が薄いので、セックスしようものなら隣の学生に聞こえそうなものですが、大胆不敵なドイツ人は、そんなことにはあまり拘りません。
後は、スリルのある場所ですと、人のいなくなった大学の講義室、深夜のトイレ、自習室の個室などです。


キレイ好き
ドイツ人は世界でも類を見ないほどキレイ好きな民族だと思います。今日は掃除の日だ(←毎日言ってる)、掃除をしないと部屋にカビが生える、掃除をしないとモチベーションがわかない、など、一通り理由をつけては掃除をさせたがります。
そんな環境で育っていますので、ドイツ人の女性たちも当然きれい好きです。部屋が汚かったり、ベッドが汚れていたり、匂ったりすると、敏感な彼女らには、それだけで幻滅されてしまいます。
ですので、彼女が部屋に来る前は、必ず部屋をこれでもかというくらいキレイにしておきましょう。特にベッドの上に陰毛が落ちていると減点対象です。


避妊薬を常用している女性が多い
統計的には、15歳以上のドイツ人女性のおよそ70%以上がピルを常用しています。だからと言って生でしていいかどうかは、相手の判断によるところですが、一夜限りでなく、恋人同士ならOK、という女性が多いと思います。
ちなみに、日本でのピルの普及率は2~3%とのこと。
コンドームを買うときは、基本的には薬局で購入します。豆知識として、ドイツのバーなどのトイレには、コンドームの自販機が置いてあります(大学のトイレにも常設してあった)。
これは、トイレでのセックスを奨励しているわけではなく、もともと外で買うのが恥ずかしい人のために、どっかの会社がトイレに設置した時代の名残で、薬局などで出回るようになった現在でも、そのまま置かれているとのことです。
ちなみに、ドイツで売っているコンドームは大抵0.05㎜で、分厚いため微妙に感度が悪い気がします。世界に誇る日本の0.01㎜コンドームはウケが良く、ドイツ人にも驚かれます。
2022年現在では、ウェルシアのようなドラッグストアでコンドームの品ぞろえがかなり豊富になり、極薄のものも発売されています。1箱2000円程度の高級品扱いですが(笑)


下の毛は剃っておく必要がある
ドイツに限らず、西欧の女性、男性と性行為経験をした方の多くが受けたカルチャーショックではないでしょうか。
特に、西欧の男性は、高確率で女性側に毛を剃っておいてほしい、と望んでいます。
女性側も、男性側にそう思っているようですが、私は何の意地か剃ったことがありません。ただ、それが原因でセックスしたくない、とはなったことは未だにありませんので、どうしても剃りたくない人は剃らなくても大丈夫なようです。
毛を剃るべきか否かの議題については、「白人女性はどんなセックスをする?」の記事内で深堀りしています。


一夜の関係で終わることも多い
最後に、ドイツ人とのランデブーは、さばさばと、朝を迎えるとともに終えられることもあります。告白という文化の無いドイツですが、一体彼女らにとって、一夜で終えられる関係と、その後も継続される関係との境目は何なのでしょうか、私にもまだ分かっていません。
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