【冬の風物詩】手荷物はどこにおく?ドイツのクリスマーケットを100倍楽しむ秘訣

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ドイツの冬は、長く陰鬱なことで知られています。夜ごと、人々は家にこもり暖を取り、あたたかな春の到来を鶴首して待ち望んでいました。

そんな、陰惨なドイツの冬に灯をともすイベントが、クリスマスマーケットとして知られています。世界中の多くの観光客を魅了し続けるドイツの伝統的な催しは、どのように形作られたのでしょうか?

クリスマスマーケットって何?

クリスマスマーケット(ドイツ語:Weinachtsmarkt)とは簡単にいえば日本の夏祭りなどで見かける屋台のような催しです。ただ、規模によっては、出店の数は200や300を数え、町は観光客であふれかえるようになります。

次期としては、11月の終わりから、クリスマスまでの季節、ドイツの各都市で催され、マーケットではワインやビールをはじめ、お菓子、スナック、ハンバーガーなどの軽食、および移動遊園地やお土産屋など、あらゆる娯楽を堪能することができます。

クリスマスマーケットあれこれ

日本では、冬にドイツを旅行するときに一度は目にするイベントごとだと思いますが、中々そのコンセプトは知れ渡っていないと思います。以下、クリスマスマーケットの歴史、何ができるのか、おまけの雑学などをまとめていきたいと思います。

クリスマスマーケットの歴史と文化

もともと、クリスマスマーケットは、ドイツの村々が冬の到来を前にして、生活必需品を交換し合うために市を開いたことが起源と言われています。14世紀ごろには、すでにおもちゃや工芸品、お菓子などが広く売られ、親たちがクリスマスのプレゼントを子供たちに購入するような、いわゆる今のクリスマスマーケットの原型が確立されていたそうです。

記録されている最も初期のクリスマスマーケットは、1310年にミュンヘンで行われたクリスマスマーケットで、今でもミュンヘンのクリスマスマーケットはドイツでも随一の規模を誇ります。

ミュンヘンのクリスマスマーケット

その後、次第にこのクリスマスマーケットの文かはドイツ全土に浸透していき、20世紀にはいると、ドイツのクリスマス文化を表現する風物詩として定着し、今では毎年、ドイツだけでも2500の都市でクリスマスマーケットが開催されているといわれています。

どんな都市でみられるの?

上述のように、ドイツでは大小2500以上の都市でクリスマスマーケットが開催されており、規模に差はあれど、人口10000人以上の町であれば、クリスマスマーケットを見かけることはできます。

ただ、その中でも長い歴史を持ち、規模のある程度大きいもの、となると、上述したように、1310年から続くミュンヘンのクリスマスマーケットに加え、同じく1300年代から続くBautzenやFrankfurt、180以上の店が立ち並ぶニュルンベルグ、毎年400万人の集客がおこなわれるStuttgartなどが有名です。

他にも、人口50万人以上の、一定規模の都市にいけば、観光客の目を引くようなクリスマスマーケットが見ることができますが、有名どころでは毎年300~400万人の観光客がみこまれるため、かなりの混雑に気を付けなくてはいけません。

クリスマスマーケットって何ができるの?

もともと、長い冬を乗り切るための実用的な要素が強かったのですが、時代の変化とともに、クリスマスマーケットもその役割を変え、今では娯楽的な要素が強い催し物となりました。

毎年、多くの観光客を魅了するドイツのクリスマスマーケットですが、一体どのようなことが行えるのでしょうか?

まず、一番に抑えておきたいのは、お菓子やアルコール、スナック類などです。中でも、冬の間だけ飲むことのできるGlühweinという甘くホットなワインは、試す価値のある代物です。

飲んだカップは、記念に持ち帰ることも可能で、基本的に町の名前と、年度がカップに記載されています。不要な場合は、カップを返却するとデポジットが返金される仕様になっています。

また、このように劇のようなものも、各都市によっては見ることができます。

子供向けのイベントとしては、メリーゴーランドなども用意されており、さながら移動遊園地のような形です。

クリスマスマーケットを楽しむためのその他情報

最後に、クリスマスマーケットを現地で楽しむために、知っておくとちょっと便利な情報をまとめていきます。

小銭

ドイツでは、中々クレジットカードを扱っているお店がありません。クリスマスマーケットのような出店では、さらにクレジットカードを使えるシーンは限定されてきます。そのため、訪問前に、現金を持参しておくことが望ましいでしょう。

それぞれのスナックの値段は3ユーロ~6ユーロくらいですので、お土産などを購入するのであれば、30~40ユーロ程度あれば十分に楽しめます。また、ドイツでは、クリスマスマーケットに限らず、大きなお札を出すと嫌な顔をされますので、できれば、100ユーロ札や、50ユーロ札は避け、10ユーロ、5ユーロ札、を用意しておくと望ましいでしょう。

トイレ

トイレが併設されている場所もありますが、混雑が予想されます。クリスマスマーケット以外で、ドイツでトイレが使える場所は、駅中(有料)、図書館や大学など公共の施設、など限られていますので、クリスマスマーケットを訪問する際は、最寄りのトイレを確認しておくと良いでしょう。

手荷物

クリスマスマーケットの時期にあわせ、盗難など、軽犯罪の発生率が増加します。そのため、極力、貴重品は持ち歩かず、ホテルなどのロッカーに預けておきたいところです。

また、貴重品以外に手荷物がかさばり、ロッカーが必要な場合、基本的に、ドイツでは電車の駅にロッカーが併設されていますので、それを使用することをお勧めします。