【日本人には暇!?】ドイツでの休日の過ごし方を解説します!

日本ですでにワークライフバランスの重要さが叫ばれて久しいですが、有名無実、中々思うように至っていないのが現状かと思います。

さて、ドイツは欧州の中でも特に労働者天国としてしられ、オランダと並び、ワークライフバランスの重要さが順守され、法的に労働者が守られている国の一つです。

そんなドイツで生活する日本人の休日はどのようなものなのか、今回はピックアップして解説していきたいと思います。

ドイツの休日文化

日本のように休日出勤があるわけではなく、基本的にドイツの休日は、そのままの意味の「休日」で、フリータイムです。家族がある場合、ドイツ人は家族との時間を優先しますが、独り身の場合は、この土日の時間がぽつんと空いてしまい、中には手持ち無沙汰になってしまうこともあります。

ドイツの会社の中には、金曜日の15時に仕事が終わるところも多く、そうすると、金曜の夕方から日曜の夜まで、ほぼ2日半フリーの時間が生じることとなり、工夫次第では様々な楽しみ方ができます。

毎週2日、土日の休みに加え、ドイツでは年間(州によって多少異なるものの)、10日前後の祝日が有、それに加えて4週間前後の有給休暇があるので、夏休みを丸々1ヶ月(それでも有給消化は20日なので、まだ有給が残る)とったり、毎月、5日規模の連休を作ることも可能です。

とはいえ、そんな休みばかりになると、うれしい悲鳴のように聞こえますが、今度は休日の過ごし方に頭を悩ませることになります。

日本人のドイツでの休日の過ごし方

もちろん、日本人と言っても、駐在員から留学生、滞在者の家族など多種多様な種類に分かれると思います。あくまで、一例として、ドイツの休日の楽しみ方、過ごし方を、私流にまとめていきたいと思います。

旅行をする

ドイツは地理的に、西はフランス、北は北欧、南はイタリア、東はロシア・ポーランドに囲まれる、いわば中欧に位置しており、ドイツから欧州の果てであるブルガリアまで飛行しても2時間ちょいで着いてしまうという、どこへ行くのにも非常に交通のアクセスが良い国です。

現在は格安航空のおかげで、ドイツ国内はもちろん、フランスやスペインへ行くにも、時期によっては片道10€代のチケットが存在し、東京駅から箱根へ行くより早く安く到着してしまいます。

というわけで、金曜15時に仕事が終わったら(ドイツのメーカー勤務は金曜は大抵15時上がり)、その足でバスや飛行機を使い、旅行へ行く、という楽しみ方があります。

スポーツをする

ワークライフバランスを重視するドイツらしく、各都市に複数のスポーツジムなどが設けられ、かつそこまで高くない値段で利用することが可能です。例を挙げれば、プール、テニスコート、フットボールクラブ、ジム、ヨガなどがあり、職場の仲間とフットボールチームを結成することもあります。

ドイツの仕事は大抵17時に終わり、18時には家に着くので、そこから一汗流してから夕飯、みたいな楽しみ方もできてしまいます。

習い事をする

学生がしている小遣い稼ぎなどの名目で、安くプライベート教師を雇うことも可能です。例えば、絵の習い事、写真の習い事、料理、ギター、等が有名どころです。

他にも、ドイツには多種多様な人種が住んでいるため、スペイン語、フランス語、ロシア語など、語学の勉強なども、プライベートの家庭教師を雇って行うことができます。

人と会う

月~金曜は、大学の授業や仕事があったりと、中々時間が合わせづらいので、人に会うには土日の時間を使う、ということが多々あります。昼間からカフェでのんびりとお茶をしたり、公園で寝転んだり、といった形です。

休日に注意しなくてはいけないこと

上述のように、まるで隣の県にでもいくような感覚で、さくさくと海外旅行できてしまうのがドイツの魅力なのですが、ドイツならではのマイナスポイントもあります。

その一つが、ドイツでは日曜・祝日に、多くの店が営業しないので、休日にショッピングを楽しみたい、というような場合には不便を覚える、という点です。

例えば、日本で言えば日曜日など、デパートのかきいれ時のような日ですが、ドイツではデパートは日曜、営業をしていません。

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また、祝日に関して言うと、多くのドイツの祝日がキリスト教と関係しているものが多く、ドイツ人や、ヨーロッパ人は、その日になると実家に帰ってしまい、自分は一人ぼっちになる、というようなケースもあります。日本の感覚で、クリスマスは恋人とデート、というようなわけにはいかず、基本的にみな、家族と会うことになります。自分に恋人がいて、その恋人から大切だと思われていたら家族の食卓にお呼ばれされます(それはそれで緊張しますが)。