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自己紹介の欄などで書いていますが、私は小学校・中学校と不登校で、大学は中退、その後引きこもりとニート生活、という、いわゆる社会不適合な経歴を持ち、その後30手前にしてチェコに留学、そのまま現地で就職となりました。
現在日本には不登校が14万人、引きこもりの数が69万人で、ながらく社会現象の一つになりつつあります。
今回は、不登校・引きこもりだった自分の経験も踏まえ、ヨーロッパ留学が一つの人生を立ち直らせるきっかけになる、というお話をしたいと思います。
引きこもりはどうすれば自立するのか?
さて、引きこもりはなぜ引きこもりなのでしょうか?
それに対する端的な答えは、自立できないからです。ここでいう自立とは、経済面での自立、および、精神面での自立の両方を指します。
それでは、なぜ自立ができないのか、というと、外に出て自立する気がないから、とトートロジーのような循環に陥ります。
結局、引きこもる→自立できない人間になる→自立できないのでさらに引きこもる→さらに自立のチャンスが失われる、という負の連鎖から、一生抜けられなくなり、やがて人生を棒に振るのです。
この連鎖を断ち切る明瞭な解決策は、「自立せざるを得ない環境に置かせる」です。
自立せざるをできない環境、とはいくつか挙げられます。実際に、日本で一人暮らしをさせたり、バイトさせてみたり、と挑戦させたりした親御さんも少なくないと思います。ただ、元引きこもりの自分の意見を言わせてもらうと、そのやり方は間違えです。
日本であれこれ頑張るより、実はヨーロッパに送ってしまうのが一番手っ取り早く、かつプライドも傷つけず、マイルドに社会復帰させることが可能なのです。
以下、5つの理由を述べていきたいと思います。
自己紹介欄などでも何度か触れていますが、私は日本でFランの大学を中退後、ニート、フリーターなどのおおよそ職歴とは呼びづらい経験を経た後、流れ流れてチェコに行きつきました。 現在はフランスの会社に拾われ、心が折れそうなこと …
ヨーロッパでは誰も自分を責めない
僕もその立場だったので分かりますが、不登校・引きこもりの人たちは、失敗することを極端に恐れます。特に、複数年引きこもってしまうと、もはやどのように社会に出たらいいか全く分からず、手遅れのような感じがし、そのままずるずると引きこもりを続けてしまうのです。
僕の場合もそうで、小中学校時代は不登校、一度頑張って大学にはいるも、そのまま中退し、ずるずるとニート、引きこもりと、社会復帰のチャンスを逃していきました。
満足な社会経験がないまま20代中盤、後半、あるいは30代になってしまうと、完全に自信を失います。どうせ会社に入っても、若い先輩にいじめられたり、30歳になってこんな常識も分からないのか、と客先に馬鹿にされたりするんじゃないか、という不安から、どうしても社会復帰に二の足を踏むようになるのです。
実際、もし、バイトなどに挑戦し、自分より若い大学生の茶髪のバイトリーダーにいじめられでもしたら、ますます心の傷が広がるでしょう。
ところが、一度海外に出てしまうと、この「日本で培った常識」は全てリセットされます。東大生だろうと、元銀行員だろうと、一度チェコに来てしまえば、また一から現地の常識に溶け込まなければいけず、ある意味日本で何をしていたかなんて問われなくなり、いい隠れ蓑になります。
私がチェコに来たばかりの時は、失敗続きでしたが、周りからの目はそこまで冷たくなく、「ああ、文化が違うからしょうがないね」で割と許してもらえる雰囲気です。
それゆえ、失敗を恐れず、社会復帰に大きく前進することができるのです。
英語ができると自信がつく
引きこもりになってしまう人の特徴は、完璧主義で、人よりプライドが高く、それゆえ、社会の中で下に見られている自分の現実とのミスマッチで、自分の殻にこもってしまいがちだと思います。
引きこもり1~2ヵ月ならまだしも、2年も3年も外界から隔絶され、周りの同級生などがどんどんいい会社に入り、きれいな女性と結婚するのをFacebookなどで見ていると、もはや自分には勝てるところが何もない、と打ちひしがれるようになっていきます。
そんな中、海外で生活し、英語だけで授業を受けたり、仕事ができている、というのは非常に自尊心の助けになります。
例えば、私の幼馴染の一人は、日本で超一流と言われる大学に入り、とんとん拍子で超一流企業に入り、キャリアアップをつづけていますが、以前僕を訪ねにプラハに来た時、英語が全くできず、レストランや観光地では全て僕が通訳してあげました。
収入でも社会的地位でも負けていても、少なくとも海外で生活し、英語で全てを行える、という語学力は、こういった場面で大きくプライドを守るのに助かるようになります。
また、自然英語ができると外とのコミュニケーションの機会も増え、社交的になりました。
人に求められる充実感が生まれる
今、私はフランスの商社の購買部で働き、欧州を飛び回っていますが、もともとの経緯は日本語のできる社員を募集していたからで、欧州の日系企業との折衝要因として雇われました。
チェコで日本語ができる現地人材は中々多くありません。必然的に、会社の中でもなくてはならない存在となり、自分でも不思議なくらい、上司に頼りにされているのが分かります。
対して、日本の中に私のような引きこもりがいても、できる仕事は単純労働くらいしかなかったでしょう。よく、人々は「引きこもりの人は、まず簡単な仕事から始めて外に出たほうがいい」と言いますが、非常に勝手ながら、歪んだプライドが許さず、そんな仕事をしたくないから引きこもりなのです。
ただ、日本の企業も、引きこもりに重要な仕事を与えるわけもなく、結局、引きこもりと社会とのミスマッチはいつまでたっても解消されません。
唯一、引きこもりが求められるのは、僕のように、全く知らない国で、知らない国の上司に必要とされる、というようなコンテキストだと思います。
独り立ちできる
海外での生活は、すなわち、親元を離れ、洗濯、掃除、自炊、全てを自分でやらなければいけない状況に置かれることを意味します。
引きこもりが引きこもりをつづける理由は、それが楽だからです。放っておいてもご飯は母親が作ってくれますし、生きていける衣食住が提供されます。
一度親元を離れ、空手でヨーロッパに送られると、全て自分で行わなければいけず、必然的に自立心が芽生えます。
自立心は、「自立しなきゃダメだよ」「働こうよ」と引きこもりに話しかけても、サボテンに耳元で、花を咲かしてよ、とお願いするくらい効果がありません。唯一、自立心を芽生えさせる方法は、そうせざるをいけない環境下に突き放すことです。
ちなみに、サボテンに花を咲かせる方法は、水を与えず、生命の危機感を覚えさせ、たっぷりと日光に当てることのようです。引きこもりの社会復帰と似ていませんか?
うじうじする暇がなくなる
日本にいるころ、僕は常に「こうなったらどうしよう」と、考えてから行動しないタイプの人間でした。結局、、社会復帰を考えていても、まあ明日でいいか、明後日でいいか、と、その明日が永久に来ないまま数年過ぎていきます。
さて、欧州にいると、もはやうじうじするひまはありません。生きることに必死になるので、考えている暇より先に、行動が主体になります。
来月の生活費が無い、じゃあバイトをしなくちゃ、卒業後の進路が無い、じゃあ履歴書を送らなきゃ、と、生き残るために必死に行動するようになります。
日本にいたころ、僕はよく夜空を見上げて、ああ、時間が10年戻ったら人生をやり直したいなあ、などと考えていましたが、チェコに来てからは、生きることに手いっぱいで、そんな哲学的な感傷に浸る暇などなくなりました。
ヨーロッパに興味がある人でも、一部の人を除いてチェコが第一志望の人はほとんどいないんじゃないでしょうか。ネームバリュー、GDP水準、イメージなど、あらゆる点で、一見すると、ドイツやイギリスのような、欧州の一流国家になんと …