【ニートこそ海外に来い!】ニートがヨーロッパで就職するために必要な5つの心構え

私は元ニートで引きこもりでした。親戚には無駄飯食いと罵倒され、自殺を考えたこともありましたが、無事チェコで就職、今は年収600万円程度で、可愛い白人の彼女を見つけ、ヨーロッパ中を飛び回る仕事をしています。

こんな、社会の底辺からチェコ社会の勝ち組にシフトした私の経験から、ニートがヨーロッパで就職するために必要な心得を5つ紹介したいと思います。

ニートと社会復帰

以前も記事で書いたことがありますが、ニートからの社会復帰は楽ではありません。ニートはプライドだけ高く自分の能力以上のポジションを望みますし、社会は職歴もないそんな社会不適合者に碌な仕事を与えません。

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というわけで、ニートはずっとニートのままなのです。結局、そうした負の連鎖を断ち切るには、どこかで人生を劇的なきっかけが必要になってきます。

英語を勉強せよ

まず、ヨーロッパで勉強するにせよ、就職するにせよ、どんな場面でも英語は必要になってきます。

ニートの思考として、一発逆転を狙い、マイナー言語に手を出しますが、基本的に、そうしたマイナー言語が生きてくるのは英語が堪能でこそで、英語の知識なくしてチェコ語やリトアニア語が話せてもあまり役に立ちません。

ニートには時間だけはたっぷりありますので、自習することが可能です。ただ、結局、机に向かってできる勉強は限られていますので、文法を勉強したら、それをオンライン英会話など実践の場で使用する努力をすることをお勧めします。

私の場合、参考書とオンライン英会話を駆使して、ヨーロッパ渡航前にTOEIC800点まで底上げしました。高額な英会話教室に通わなくても、月6~7000円程度投資すれば、私のような勉強方法でも半年くらいでTOEIC800点は到達できます。


一回目は失敗すると思え

ヨーロッパに来てから、多くの日本人を見てきましたが、大体、留学や就職に失敗する人は、海外経験が初めてで、過度の期待をしている、という特徴があげられます。かくいう私も、ニート時代にアイルランドに夢を求めてワーホリに行きましたが、そこで海外就職の現実を突きつけられ、痛い目に合っています。

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こちらに来てから成功している人、ヨーロッパに残っている人を見ていると、以前にも、なんかしらの海外経験があって、すでに海外には慣れっこ、という人が少なくありません。

ただ、どんなに海外慣れしているように見てても、みなどこかのタイミングで「最初の海外経験」があったはずです。海外経験は若いうちにしておけ、とよく言われるのは、失敗しても社会復帰が容易で、かつ環境の変化に順応しやすいからです。

だからといって、30歳、40歳になって海外に来ることが決して遅いわけではありません。ただ、最初の渡航では失敗する覚悟を持っておいたほうがよいでしょう。

人と比べるな

私は元々ニートなので、身近な人々と嫌というほど比べられて育ってきました。

そうした人によくありがちなのが、なにかと人と自分を比べたがることだと思います。他人の学歴、他人の彼女のルックス、他人の年収など、言い出したらキリがありませんが、おそらく、そうした部分をいちいち比べていては、結局自分の人生の目標が「人と比べるだけ」に成り下がってしまいます。

肝心なのは自分の幸せです。他人が幸せになろうが年収が高かろうが、自分さえ満足していれば妬む必要もなく、どうってことないのです。

私がヨーロッパ就職を志した当初、確かにこうした妬みやエリートへの僻みが、勉強のための原動力になったことは事実ではあります。ただ、こうした負の意識を持っている限り、どんな場でも、元ニートの称号はついて回りますし、20代を無駄に過ごした自分、という劣等感を消すことができません。

ですので、ニートらしくありませんが、「今現在と自分」を大切にし、「過去と他人」を振り返らないようにしましょう。

年齢は関係ない

僕がチェコに来たのは30歳のときで、世間ではアラサー、おじさんと呼ばれる年齢になってからです。大学に3年通い、1年プラハで働いているので、すでに34歳ですが、周りを見渡すと、30代後半、場合によっては40歳でヨーロッパに来て、そのまま就職を決めた人も多くいます。

大学卒業、就職、人生初彼女と、通常の人間なら20代で済ませているような経験を、私はすべて30歳以降で終えました。

ヨーロッパに来てしまえば、年齢を言い訳にすることはあまりありません。クラブに行けば30代、40代がわんさかいますし、日本のように「年甲斐もなく」なんて顔をしかめる人もいません。

ですので、ヨーロッパに来ようと思ったとき、もし年齢が理由で二の足を踏んでいるのであれば、それは杞憂であるとお伝えします。

人生は一度切り

私は、ポーカーが好きで、よくやるのですが、いつも負けてばっかりです。チップの賭けどきがわからず、知らないうちにどんどん無くなっていって、仕舞にはすっからかんになってしまうのです。

次こそはいい手が来るだろう、もう少しいい手が来てからチップを賭けよう、と思っていると、一度もいいカードが回ってこず、勝負すらしないままチップだけが失われていきます。

私の前半生も、まるで私の下手なポーカーの腕を反映するように、見事にじり貧になっていくだけの人生でした。来年こそは頑張れる、もうちょっとお金が溜まったら頑張ろう、と、来ることのない将来の希望を待ち続け、ずるずると、20代という貴重な10年の時間が流れ去っていきました。

ポーカーのチップと同様で、命も、放っておいてもいずれなくなるのです。20代のころの私のように、賭け時を今か今かと見計らっていると、人生なんてあっという間に過ぎ去ってしまうことに気が付きました。

ヨーロッパに単身渡って白人美女の彼女をゲットするのも人生、家で引きこもってAVを見続けるのも人生です。どうせ数十年後にはみんな死んでしまいます。

それまでに、いかに人生を生きつくしたか、思い出と言えるものが残せたか、こそ、あっという間に終わってしまう人の一生にとって、重要なのではないでしょうか。