スウェーデンの大学入学に必要な英語や他申し込み要件について

スウェーデンの高等教育は世界的にも高く評価されており、私たち日本人から見ても決して劣ることはありません。

今回はスウェーデンの大学に申し込む上で必要な資格要件を見てみたいと思います。

ちなみに今回は英語でスウェーデンの学士課程を申し込むことを想定しています。

スウェーデン語で学ぶ場合はスウェーデン語の能力を証明しなければならないので注意してください。

スウェーデンの大学に申し込むための要件

スウェーデンではuniversityadmissionsと言う公的なウェブサイトが大学入学申し込みやプログラム、科目の履修登録を一元管理していて非常に分かりやすいです。

このウェブサイトで大学の申し込み要件など確認ができます。

基本的な申し込み条件は統一されており、一般的な条件＋学部学科ごとに追加で各科目である一定上の科目（数学など）を収めているかになります。

一般的な要件（General Requirements）

先ほどのuniversityadmissionsが必要な要件を紹介しています。

こちらでも2019年4月の情報を紹介しますが、最新の情報はこちら（英語）から確認してください。

最低限必要な書類や要件はこちらになります。

高校の卒業証明書
高校の成績証明書
TOEFLやIELTSの成績

つまり日本の高校を卒業していて、かつ英語力の証明さえできれば大丈夫です。

上二つは高校を卒業した人にとっては何も問題がないと思いますが、日本人はTOEFLやIELTSなど公的な英語の試験の結果も出さないといけません。

必要な英語力

肝心の英語力ですがスウェーデンではいくつかの英語の試験を受け入れています。

入学に必要なレベルはEnglish 6と説明されており、このEnglish 6は下記に当たります。

IELTSの場合オーバーオールが6.5で各セクション最低6.0以上必要。

つまりReading、 Writing, Listening, Speakingのいずれかのセクションで5.5以下を取ってしまうと入学要件に満たしません。

IELTS General Trainingは受け付けていないので気をつけてください。

TOEFL iBTは紙ベースの場合はスコアが4.5、合計点は575点、インターネットベースの場合はスコアが20で合計点は90点以上。

TOEFL ITPは認められておらず、iBTのみになります。

他にもMichigan English Language Assesment Battery (MELAB)は最低90点以上、University of Michigan, Examination for the Certificate of Proficiency in English (ECPE) もEnglish 6として認められます。

Pearson PTE Academicでは62点以上でwritingに関しては最低61点以上がEnglish 6に当たります。

もう一つ英語の証明として認められるのがUniversity of Cambridge ESOL Examinations (Cambridge ESOL)です。

English 6では以下のものが対象になります。
C1 Advanced (CAE), Cambridge English: Advanced (Certificate in Advanced English)
Cambridge ESOL Level 2 Certificate in ESOL International, Level C1

これより以下のFCEになるとEnglish 6とは見なされず英語の証明として十分ではありません。

ここに載っていないものは英語の能力を証明する上では認められません。

例えば日本で一般的なTOEICなどはアカデミックなものとは見なされないので注意してください。

スウェーデンで名門と言われるルンド大学とウプサラ大学が入学に必要な英語力も双方IELTS 6.5となっており、スウェーデン全体で英語力の必要基準は統一されています。

英語の成績に関する詳しい情報はこちらから確認できます。