Chao‼
どうも、iPhone11が壊れた筆者です。
水没してないのにディスプレイに異常をきたしてます…
保証対象期間とはいえ、恐らく1万円以上かかりそうなのでガチ凹み…
と、いうことで今回は、僕が実際に遭遇した電車トラブルについてのお話です!
イタリアの電車とは?
イタリアと言えば、時間にルーズ…平気で遅刻…すぐ故障する…などのネガティブなイメージを持っている人も多いでしょう。(筆者もどちらかというとそっち側)
それについての筆者の経験、そして実際に遭遇した電車トラブルについて話していきます!
イタリアの電車に関する簡単な説明
イタリアには南北の主要都市を結ぶ鉄道網があります。
2つの鉄道会社があり、国鉄から引き継がれた会社、Trenitaria(トレニタリア)と、私鉄の.italo(イタロ)とがあります。
どちらも主要都市間では高速鉄道を走らせており、旅行の際に利用するととても便利です。
トレニタリアは在来線(ローカル線)の運行も行っており、短い距離や高速鉄道の止まらない駅にはそれに乗って行くことができます。
料金はイタロのほうが安いことが多く、電車のデザインや内装などもイタロのほうが上なので、高速鉄道を使う際にはイタロのほうがオススメかな、と思います。
ただし、便数はイタロのほうが少ないので、そこは注意です。
遅延はよく起きる?
そして、みなさんが気になるのは遅延があるかないか…
僕が乗った中では5~10分の遅延はあれど、それ以上はほぼありませんでした。(2~30分が1度)
特に高速鉄道では大きな時間のズレというのは少ないように感じました。
一方で在来線は序盤は良くても終盤、到着時間にそこそこの遅れが出ることもありますし、そもそも遅れていることもあったので、こちらのほうが時間にルーズなのかな、と思いました。
どちらの会社の電車もチケットは券売機、窓口、オンラインでの購入が可能です。
チケットは”必ず”乗る前に刻印を押してください。(機械があるのでそこに突っ込むと、ウィィンと音がして刻印が押されます)
個人的にはオンラインだと刻印を押す必要もなく楽ちんなのでオススメです。(途中でチケットコントロールが来たらオンラインチケットのQRコードを見せるだけ)
ただしオンラインだと予定の柔軟性が失われるため、海外(もしくはイタリア)旅行に慣れていないる場合は好きなほうで購入していいと思います。
そしてあとは寝過ごさない、というか寝ないようにするだけ…(寝たらスリに合う可能性が上がります)
まさか!?筆者が遭遇した電車トラブル!?
長引く某病気のせいでイタリアで毎日ほぼ引きこもり状態だった僕はストレスからか不眠症気味になり、年末には死にかける思いまで…
その後も治らずテストにまで支障が出たので当面の間、帰国を決意…
という状況で、本来はシエナーローマ間を結ぶFlix busをよく使うのに某病気のせいでほぼ運休しており、残されたのは乗り継ぎ待ちこみでバスの3倍はかかる電車での空港への道程、そしてこれを選んだのであった…
ルートはこんな感じ
Siena—Chiusi-Chianciano Terme—乗継—Chiusi-Chianciano Terme—Roma Tiburtina—乗継—Roma Tiburtina—Fiumicino Aeroporto
朝5:54の電車に乗り、空港への到着は12:48の予定でした。
ちなみにFlix busが使えていれば、空港から電車で1時間弱、Roma Tiburtina駅に行き、そこのバスターミナルからFlix busで3時間弱の直通で行けます。
そしてこの日、最初の乗り継ぎをChiusi駅で終え、そこから7駅でRoma Tiburtina駅に到着予定でしたが、5駅目のAttigliano駅で長時間の停車。
トラブルの始まり
10分ほどすると、乗務員の男性が「Italiano? Inglese?(イタリア語?英語?)」と聞いてきたので「Inglese」と答えました。
すると、「Ah…sorry, we found some problems in the station, you need to take a bus, sir.(すみません、駅で問題が見つかり、バスに乗ってもらう必要があります。)」と言われました。
そこまで英語ができないとのことで、問題があるのは駅自体になのか電車なのかはハッキリしませんでしたが、とにかくトラブルが発生してこれ以上動けないそうでした。
バスは向こうが手配しているから準備ができ次第呼びに来てもらえるとのこと。
しかし20分以上待っても来ないため、忘れられていないか心配になっていたころ、先ほどの乗務員さんが「Your train is ready, please take it sir!!(電車の準備ができました、乗ってください!)」と言われました。
いや結局電車なんかい!
急いで降りて歩いていると乗り換えの説明を受けました。
今後は、次の駅のOrteでまた降りて乗り換えが必要、OrteでRoma Tiburtina行きの電車が用意されるからそっちに乗り換えるとのこと。
その後、本当に追加料金の発生などはないかなどを確認し、隣のプラットホームに向かいました。(この時スーツケースが30kgあり、それなりに鍛えている筆者でもホームを移るときに階段で持ち運びするのはきつかったです)
階段を上がると、少し先の方に電車が…てか車掌が顔出して、他の乗務員も乗り込んだ!!出発するやんけ!!!!!!!!!
びっくりして競走馬も恐れおののく怒涛の追込みスパートを決める筆者。
相棒(スーツケース)…持ってくれよ!!とか少年漫画でありそうな台詞を考えながら走っていると、車掌さんが気付いてくれて手で急げとジェスチャー。
どうにか間に合い、Orteに向かいました。
そのOrteがまさか正念場(!?)になろうとは…
Orte駅でもプラットフォームの変更に振り回される
Orteに着くと電車が1台もないので時刻表(電光掲示板)を確認。
代替便と思われる電車はかなり遅延している模様。
いつ来るかわからないので時刻表に書いてあるプラットホームに移動。
しかし50分経っても電車は来ません。
ただでさえ遅れている旅程、いい加減飛行機の時間が心配になってきました。
すると到着予定のプラットホームに変更があり、渋々移動。
5分後、またプラットホームが変更、先ほどの場所に戻れと。
息を上げながら戻り、手持ちのペットボトルの水を飲み干しました。
しかしまたプラットホームが変更、さっき移動したところにもう1度行けと。
かなりキレ気味の筆者、周りからも文句の声が。
本当は動きたくないけど、動いておかないと30kgの荷物がある以上、電車が来てからプラットホームを移動すると乗り遅れる可能性があります。
ぜぇぜぇ言いながら移動する筆者。
もう皆さんお分かり、3度目のプラットホーム変更、崩れ落ちる筆者。
きしむ腕をなだめて移動しました。
実は朝のSiena発の電車は早い時間帯のため家から駅までのタクシーがなく、40分かけて丘陵地帯でアップダウンの激しいシエナの街を息を荒げながらスーツケースを押して行ったのです。
それからこの殺人的な変更の嵐。
座り込んでヒィヒィ言っていると、遠くから電車が来るのが見えました。
ここまで約1時間40分、Orte駅での出来事。
その後は問題なくRoma Tiburtina、Fiumicino Aeroportoへと向かい、無事に日本へ飛び立つことができました。
最後に
いかがでしたか?
ここまでイタリアの電車と筆者が体験したトラブルについての話でした。
まぁそんな滅多にこういうトラブルに会うことはないと思うのでご心配なさらず!
もし似たようなトラブルに会った時に少しでも参考になればいいなと思います。
それではまた次の記事で!
Chao!! Sogni d’oro!!
おまけ
乗り継ぎ待ちで見つけたマ〇オコラボ電車、どうもHITACHI製車両だったらしく、その影響もあったのかな?可愛かったので取りあえず写真を撮りました。