Chao‼
どうも、オリンピックの影響でスケートボードがやってみたくてしょうがない筆者です!
三半規管メチャクチャ弱くて運動神経も基本ゴミ以下だけど、練習すれば乗れるようになるよね……なる…よね?
そんなわけで今回は日本の大学とイタリアの大学の何が違うかの解説です!
イタリアと日本の大学は何が違うのか
日本の大学にそれぞれ個性があるように、イタリアの大学にもそれぞれ個性があります。
ここで解説するのはあくまで僕の経験が中心であり、必ずしもイタリアにおいて普遍的なものというわけではない、ということは理解しておいてください。
また、イタリアはほかのヨーロッパの国々の大学と共通する部分もありますが、かなり異なっている点もあるので特にそのあたりを見てもらえたらな、と思っています。
それでは見ていきましょう!!
入学方法
日本の大学に入学するためには、以前だと共通試験などを受ける必要があります。
イタリアの大学に入学するためには、英語またはイタリア語といった入学予定の学部に対応した言語の能力を示す資格(TOEFL等、必要なスコアは大学にもよるが、英語はB2レベルあれば大体OK)とSATというアメリカ版センター試験といえるテストのスコアが必要となります。
SATのスコアは英語(ReadingとWriting)と数学のみの大学が多いようですが、エッセイも必要な可能性もあるので注意しておいてください。
このSATが必要というのが日本の大学、そして他のヨーロッパの大学とも大きく違っている点だといえます。(なお、SATが受けられなくても大学独自のSAT風試験を受けることで入学できる場合もあります)
学生
日本の大学では在学生の多くは日本人で、一部がアジア出身を中心とした留学生といった具合かと思います。
イタリアの大学では半分以上はさすがにイタリア人ですが、残りは他のヨーロッパの国、アフリカ系アジア系が在籍していますが、アジア系はほとんどが中央~西アジア諸国です。
ちなみに他のヨーロッパの国からきている生徒は、英語で受けるカリキュラムでもイタリア語がある程度できるケースが多いと感じました。
そのためイタリア語ができるグループとそうでないグループとで分断されることもありますが、なかには関係なくフレンドリーに接してくれる生徒もそれなりにいるので問題ありません。
ただし、イタリアを含む多くのヨーロッパの大学はオリエンテーションをしないもしくは一瞬な場合が多いため、オリエンテーションで友達や顔見知りを~という作戦はほぼ不可能です…
サークルや部活動
日本の大学では非常に豊富な数のサークルや部活動があり、そこでの活動で交友関係意を広げたりするなど多くの大学生が大学生活において重視しているポイントです。
イタリアの大学やそのほかのヨーロッパの大学では基本的にサークルや部活動はありません、というか存在していません。
一部スポーツチームを持っていたり、何かしらの学生団体を持っていたりすることもありますが、それでも数個程度のものです。
残念ながらもし何かしらの活動をしたければ、Facebookなどで何かしらの集まりなどを調べて参加するくらいしか手段はありません。
年齢層
日本の大学では現役合格の生徒が多く、そこに1、2浪の学生が少しいるといった具合で、年齢層はかなり近いです。
イタリアの大学では高校卒業してストレートで入学している人ももちろん多いですが、1~2年のギャップイヤー(あえて卒業後すぐには進学や就職をせず、自分のやりたいことなどをやる期間のこと)をとっていたり、数年働いてから大学に入っているような学生も多いため年齢層がかなり幅広く、遅れて大学に入る場合であっても日本の大学のように年齢を気にする人は周りにほとんどいないため何も気にせず勉強できるといえます。
授業
日本の大学では講義室などにたくさんの生徒が集まって講義を受けるかと思います。
イタリアの大学でも基本的には同じスタイルです。
しかし講義に関しても違うところはあります。
例えば、イタリアの大学では出席点がないことが多く、授業は完全に自由参加です。
たいていは講義のノートやスライドをe-learning等にアップロードされるので自分で勉強することが一応可能ではありますが、単位を取る難易度は格段に上がります。
留学
日本の大学では海外への交換留学プログラムを行っているところも多いですが、外語大のような国際色豊かな大学以外では留学可能な枠が少なかったりと大学による差が大きかったりします。
イタリアの大学では、他のヨーロッパの大学と同じようにエラスムスというプログラムで比較的簡単に、しかもEUからの補助金ありで交換留学することができます。
エラスムスは同時期にたくさんの大学生が動くため、エラスムスパーティー等のイベントも各地域・大学で行われており新しい友人をたくさん作ることもできます。
試験
日本の大学では学期ごとに中間・期末といった試験があると思います。
イタリアの大学でもそのスタイルは同じなのですが、実は大きな違いがあります。
まず、試験を受けるには事前の予約が必ず必要で、予約なしでは門前払いされてしまいます。
また、期末試験は合格するか納得がいく点数が取れるまで何度でも受けなおすことができます。
テストの日にちと期間自体は決まっているので、何度でもといっても限度はある、ということはお忘れなく。
まとめ
いかがでしたか?
イタリアと日本の大学の違いをいくつか出していきましたが、筆者が思う一番違う部分はやはり卒業の難しさかなと思います。
イタリアの大学は試験がかなり難しいことが多く、勉強しても何回も落とすということが普通に起こります…そう、まさに筆者のように……………
これ以上は筆者の心が折れてしまうので今回はこの辺で!!!!!
Chao!! Sogni d’oro!!