ドイツで交換留学生として生活をすると、ワーホリや語学留学と違ったメリット・デメリットなどがあります。代表的なところでは、セメスターチケットや寮費でしょうか。今回の記事では、ドイツ語を学んでいる英語圏留学と比べて留学費が安いと言われているドイツでのリアルな生活費について紹介します。
主な出費項目
- 授業料
- ゼメスター料
- 寮費
- 保険料
- 食費
- SiM代
私が毎月の出費を管理する際にする項目分けです。1ヶ月の出費の内訳はこんな感じです。項目ごとにいくらくらいかかっているのか、節約のポイントなども解説していきます!
注意として、ゼメスター料は毎月かかるものではありません、学期ごとに一度の支払いです!
授業料
教科書代などの費用はもちろんかかりますが、ドイツでは授業料がかかりません!その代わりに学期ごとに一度、ゼメスター料の支払いがあります。ゼメスター料には何が含まれるのかは次に解説します。
ゼメスター料
ゼメスター料も学期に一度の支払いで、318ユーロ(4万6,000円くらい)払いました。ゼメスター料には学生登録費や管理費、ゼメスターチケット代が含まれています。少し高く感じるかもしれませんが、私が留学しているノルトライン・ヴェストファーレン州ではゼメスターチケットを使って州内の電車やバス、トラムなどが乗り放題です(IC,ICEを除く)。なのでゼメスターチケットをコントローラーに見せればデュッセルドルフやケルン、ミュンスターなどにも無料で行くことができます。また、平日の19時以降、土日・祝日は自分以外にもう一人友達を連れてゼメスターチケットで公共交通機関を使用することができます。
NRW州全範囲2人とも無料で移動できる訳ではないので確認は必要です。例えばデュッセルドルフまでは2人で行くことができますが、ケルンまでは2人で行くことはできません。途中のゾーリンゲンまでは2人とも無料ですが、友達分のゾーリンゲンからケルンまでのチケットが必要になります。
寮費
私の寮は、1人のルームメートとの共有のキッチン、バスルームと各自の部屋が一部屋ずつあるタイプのWGです。月々の寮費には水道代、電気代、ガス代、ゴミ処理代なども含まれていて10月〜12月のは291ユーロ(4万2,500円くらい)でした。今年はロシア・ウクライナ問題もあり、電気代の値上がりが問題になっていたので寮費も342ユーロ(4万8,000円くらい)に値上げされました。
私の寮は、ベッド、机、椅子、大きめのラック、卓上ライト、ゴミ箱も揃っていたので寮に来てから買い足した家具はありません。キッチンは一人のルームメイトと共有ですが、調理道具が何もなかったので入寮初日にフライパンやお皿、マグカップなど買い回った記憶があります。友達の部屋には鍋が3つあったりコップが5個あったりと、部屋によって置いてあるものは違うようでした。私の留学生活が半年ほど経った頃、先に帰国する友達から電子レンジとオーブンをもらいました!そこから自炊の頻度とクオリティが上がった気がします。電子レンジとくっつかないフライパンは自炊のモチベを上げてくれます!!
保険料
ドイツの保険への加入はドイツでビザを取得するためにも必須条件です。私はMAWISTAというドイツの保険の学生プランに加入しました。月々34ユーロ(5,000円くらい)です。
食費
食費は外食の頻度によって毎月の出費はバラバラです。一番高かった月は12月で196ユーロ(2万8,000円くらい)、一番抑えた月は2月で116ユーロ(1万7,000円くらい)です。12月はクリスマスマーケットで色々食べたことも関係していると思います(笑)平均すると160ユーロ(2万3,000円くらい)でした。
一度の外食で私は平均して20ユーロ(2,900円)くらい使います。お料理とドリンク、チップを含めてこのくらいの金額です。私はあまりお酒に強くないのでドイツにいますが、飲めて1杯です(笑)ビールは200mlのものが3.5ユーロくらいなので当たり前ですが、たくさん飲めばその分食費の出費が増えます。私の友達は、レストランでは1杯、その後にキオスクやスーパーに寄ってレストランで食事をした後に友達の家に行って量を飲む人が多いです。
学生はどこの国でも工夫をしながら節約しています!!
SiM代
私は毎月15ユーロのプリペイドカードをスーパーやドラックストアで購入してスマホを使っています。O2で契約をして、月々3Gで9.8ユーロ(1,500円)くらいです。駅には大体WiFiが飛んでいますし、電車の中でもWiFiが使えることもあるので、私は月々3Gで足りています。
まとめ
こんな感じで私のドイツでの生活費は平均すると532ユーロ(7万7,000円くらい)でした!ここに娯楽費が加わると金額はまた変わってきますが、留学生の中では安い方なのではないかと思います。安く抑えられているポイントとして
- ゼメチケの使用で移動に交通費がかからない
- 英語圏に比べて食費が抑えやすい
この2点が大きいと思います。食費はもちろん外食の回数を減らせば抑えられますし、パスタやパンはスーパーでも安く売っているので自炊をすれば比較的安く抑えられます!
私は毎月決めた生活費よりも安く抑えることができたら、その分は娯楽費として旅行の足しにしたり、大学の周りのカフェ開拓資金として使っています(笑)
みなさんもゲーム感覚で節約をして留学先での経験にお金を使ってみてください!