天才レオナルド・ダ・ヴィンチの故郷、ヴィンチ村探訪!

Ciao!!

帰国中に流行り病にかかった筆者です!

せっかく日本に帰省しているのに2週間合宿免許、+10日間自宅療養で帰省期間の半分が消えちゃいました…(許せねぇよなぁ!?)

というわけで今回は誰もが知っている天才レオナルド・ダ・ヴィンチの故郷、Vinci(ヴィンチ)村を日帰りで旅行した時の話をしたいと思います!

ヴィンチ村探訪・基本情報

ヴィンチ村はイタリア中部トスカーナ州、フィレンツェ県の中にある小さな村です。

視覚的には、フィレンツェとピサを結んだ直線上のフィレンツェを起点とした1/3の位置にあります。

村は丘陵地帯にありブドウ畑などが多く、天才が生まれた1452年から景色はそんなに変わっていないそうです。

村の中心自体は小さいため主要な観光スポットはあっという間に見終わってしまいます。

アクセス

行き方としては、フィレンツェ、ピサ、シエナなど同じトスカーナの周辺の街からEmpoli(エンポリ)駅に電車で行き、そこからヴィンチ村行きのバス(2022年8月現在)49番に約30分乗ることくらいしかありません。(もしくは車ですね)

バス停は上の写真の位置にあります。

駅から出て右側(道路があるのでそれに沿って)に歩くと複数の屋根の付いた停留所があります。

それぞれバスの番号や行先などが書かれたシートが各停留所にあるので、それを見て自分がどこで待てばいいのかを確認しましょう!

レオナルド・ダ・ヴィンチについての簡単な解説

レオナルドは1452年にヴィンチ村(正確には郊外のアンキアーノ)に生まれ、名字のダ・ヴィンチは「ヴィンチ村出身の」という意味であるためイタリアや諸外国ではダ・ヴィンチではなくレオナルドと呼ばれることが多いです。

彼の才能は現代では多くの人が知るところにありますが、ほぼ同時代に生きていたミケランジェロやラファエロと比べると当時はほとんど無名の芸術家でした。

実は彼には2度レストランを経営し2度とも失敗したという過去があるそうで、ミュージアムの学芸員さん曰く「当時の人たちにはレオナルドのセンスが理解できなかった!」そうです。

また、少なくとも日本人に「パスタと言えば?」と聞くとこう答えるであろう「スパゲッティ!」、このスパゲッティもレオナルドの発明なんだとか…(正確には覚えていませんが、最初はスパゲット・ディ・マンジャーレうんたらかんたら?みたいな長い名前だったようです)

レオナルドと言えば非常に多くの才能を発揮し、様々な分野で天才的な軌跡を残しています。

しかし完璧守備者であったレオナルドは絵画などの作品の多くを自ら破壊し、また非常に長い時間をかけて制作していたため有名な彼の分野の1つである絵画はほんの15点ほどしか存在していないと言われています。

加えてレオナルドは科学分野等でも才能を発揮し、多くの発明などを手稿などに残しましたが、多くは未発表のまま相続者に受け継がれていき、また相続者たちもこの偉人の残した財産を世間から秘匿し守り抜きました。

ヴィンチ村観光

さて、ヴィンチ村での観光について解説していきましょう!

ミュージアム

村の目玉と言ってもいいのが3つのレオナルド・ダ・ヴィンチミュージアムです!

Leonardo da Vinci museum
+39 0571 933251
https://maps.app.goo.gl/XMeNep2u5GCHefiFA?g_st=ic

Leonardo Museum palazina Uzielli
+39 0571 933251
Museo Ideale Leonardo da Vinci
+39 0571 177 1202

 

ミュージアムではレオナルドの発明品をレプリカとして実際に制作したものを数多く展示しており、彼がいかに天才であったかを目の当たりにすることができます。

また、それぞれに解説が用意されているので、そちらも楽しめるかもしれません!

ミュージアムの見どころは展示品だけでなく屋上から見れる景観にもあります。

(この日は台風並みの風で構えたスマホは飛びそうだし身体は浮きそうだしで危険だったので良い写真は取れませんでした…)

この小さくて美しいヴィンチ村を一望できる素晴らしい景観です。

レオナルドがいた時代、その当時の人たちが村で生きていたということに思いをはせながら眺めてみてはいかがでしょうか?

ちなみにミュージアムのチケットは共通で、チケット売り場が村の中央の道路沿いにあるのでそちらで買いましょう!(後述のレオナルドの生家のチケットもここで買えます)

レオナルドの生家

アンキアーノにはレオナルドの生家が残っており、立ち入ることができます。

まぁ筆者は車も時間もなくて行けなかったんですがネ…

皆さんはぜひ行ってみてください!

美術館

ミュージアムとは別に小さな美術館もあります。

門から入って右側がチケットなどの売り場で、その反対側の建物が美術館です。

建物の間の地面にはレオナルドの幾何学的な組みひも模様があしらわれています。

この美術館は人気がないのか、チケット売り場の電気が消えていたりしますが、学芸員さんは非常に熱心で優しく(しかもその時の方は英語が話せた!)、僕1人に付きっきりで展示物の解説をしてくださり、ネットではあまり見つからないようなレオナルドの話もたくさん聞けました!

僕がおすすめしたのにはもちろん理由があって、1つが館内からレオナルドが実際に書いた模写と同じ風景が見れること、もう1つはレオナルドが子どものころによく作ってもらっていたお菓子が食べられるなどの体験ができることです!

時間がある方はぜひ立ち寄ってみてください!

散策

何度も言うように小さな村なので散策もあっという間に終わってしまいますが、何もないわけではありません。

かわいい道を通ったり

かわいいアートがあったり

イタリアでも人気のルパン三世のキャラクターたちが描かれたお店があったりと、街中にもちょっとした見どころはいくつもあります! せっかくヴィンチ村まで来てるんですから散策まで楽しんでいきましょう!!

まとめ

いかがでしたか?

レオナルドのことが気になる方、長期滞在や複数回目のイタリア旅行で普通の旅行ではいかない場所に行ってみたい方、どんな方でも興味がある方はぜひ立ち寄ってみてください!

僕が住んでいるシエナへの旅行やシエナ大学が気になるという方は以下のリンクからどうぞ!

シエナを旅行しよう!現地学生が教えるオススメ観光スポットとは!? | 悠々ユーロ生活 (uueuro.com)

【イタリア大学留学】英語で勉強できるシエナ大学紹介~なぜこの男はシエナ大学に?~ | 悠々ユーロ生活 (uueuro.com)

それではまた次回の記事で!

Ciao!! Sogni d’oro!!