【旅行記】フランクフルトってどんな町?中央駅から中心地へ

日本のように一極集中型の都市と違い、ドイツでは人口50万人をこえる都市、というのは数えるほどしかありません。今回は、そんなドイツにあって人口70万人をかかえる大都市、Frankfurtを訪れたため、レポートをしていきます。

フランクフルトってどんな都市?

ドイツ、ひいてはヨーロッパ経済の中心地と揶揄されるほど、多くの銀行がその本拠地をフランクフルトに構えています。ドイツ銀行、コメルツ銀行言ったドイツ経済の雄はもちろん、ユーロのマークで有名な欧州中央銀行もフランクフルトに本社を構え、以下のユーロ像を眺めることができます。

金融だけでなく、製造業、自動車業、サービス業、小売業、観光業といったあらゆる経済活動が盛んで、世界有数の「高い生活の質」をもった都市として、内外に認められています。

また、ドイツ最大(欧州3位)の乗客数を誇るフランクフルトは、日本とも直行便を持つドイツでは数少ない空港の一つで、観光、ビジネスでドイツを訪れる際の入口として有名です。

フランクフルト中央駅

ドイツの大都市は、どこも「Hauptbahnhof(中央駅)」をその市内に擁しており、交通のハブとして機能します。フランクフルトも同様に、中央駅が存在し、郊外に足を延ばしたい場合は、そこから地下鉄やS-Bahnを利用して移動するような形です。

駅には、マクドナルド、スターバックス、書店、パン屋やフードコートが併設されており、深夜でも多くの乗客でにぎわっています。また、長距離バスのターミナルは中央駅の裏側に位置しており、バス停には待合室が無いため、中央駅のカフェなどで時間を潰すのがおススメです。

中央駅を出ると、このような景色が広がっています。

また、Frankfurt West/ East(フランクフルト西、東)といった駅も、中央駅とは別に存在しますが、中央駅とは離れているため注意しましょう。それぞれ、中央駅からは徒歩で20~30分くらい離れたところに位置しています。

高層ビル群

中央駅から北へ歩を進めると、10~20分くらいに市の中心部に達します。大都会にもかかわらず、緑と絶妙に調和された景観です。

1876年に設立された、由緒正しいFrankfurter Hofです。一度第二次世界大戦の空襲で破壊されていますが、現在ではSteigenberger Hotelという5つ星ホテルが運営しており、実際に泊まることが可能です。

ドイツ自体、そこまで犯罪の危険が少ないのですが、大都市だけあって、フランクフルトは犯罪率がドイツでも最も高い都市のひとつです。夜間の一人歩きは十分に注意しましょう。