プラハは100塔の街とも言われており、中世ヨーロッパの雰囲気を残す旧市街とプラハ城を中心とする一大観光都市です。
プラハの公共交通は基本的にメトロ、トラム、バスの三つに長距離移動の高速バスと地上電車の二つの計五つになります。
今回はプラハでのメトロ、バス、トラムでの料金、切符の買い方、乗り方など解説していきます!
この記事では英語がわからない人のためにも丁寧に書いていきますのでこれを読めばプラハの交通機関の疑問は全て解決します!
チェコに観光に来る方はぜひ参考にしてみてください。
これで言葉が通じなくても大丈夫!プラハの公共交通機関徹底攻略
空港からは市の中心部まで行くエアポートバス(別途有料)とメトロ駅まで行くバスの二つ+タクシーがあり、電車やバスでプラハに来る場合は中心部に着くのでメトロ、トラム、バスすべてあります。
この記事にてどこでチケットを買えるか、そして空港からチケットの買い方と乗り方、そしてを解説します。
記事内にはチェコ通貨であるチェココルナ(アルファベット表記:kc)が出てきます。
2019年5月現在1コルナは大体5円と考えてもらえれば結構です。
プラハの公共交通機関のシステム
プラハの交通機関のシステムは日本と比べてもシンプルでわかりやすいです。
交通機関のチケットはメトロ、トラム、バスすべて共通で、一つのチケットを持っていればどれでも乗ることができます。
チケットは30分、90分、24時間、72時間と時間制で、時間内であれば上記の乗り物が自由な組み合わせで乗り放題になります。
こちらが乗り物のチケットの画像になります。
料金は後述しますが、左の24コルナのチケットで30分、右の32コルナチケットで90分メトロ、トラム、バスに乗ることができます。
もちろん定期券もありますが、それは30日以上からになるので今回は省略します。
定期券を知りたい方は下記の記事にて触れています。
[blogcard url=”https://uueuro.com/cost-study-czech/”]
チケットには幾つかゾーンがありますが、空港を含め、プラハ市内はすべて同じ中心部のゾーン内にあるのでプラハ観光の予定であれば気にしないで大丈夫です。
ちなみに夜の12時ごろにはメトロは終わりますが、ナイトトラムとナイトバスは毎日運行しており、普通のチケットで同じように乗れます。
そしてナイトバスで空港から市中心部までも時間はかかるものの移動できますので非常に便利です。
交通機関の料金
交通機関の料金をリスト化したものが下記になります。
大人 | 子供(6歳〜14歳) | シニア(60歳〜69歳) | |
30分 | 24kc(120円) | 12kc(60円) | 12kc(60円) |
90分 | 32kc(160円) | 16kc(80円) | 16kc(80円) |
24時間 | 110kc(550円) | 55kc(275円) | 55kc(275円) |
72時間 | 310kc(1,550円) | ー | ー |
料金ですが、5歳以下と70歳以上はパスポートを見せれば無料になります。
チェコにも学割はありますが、それを受けるにはチェコの学校に通っているともらえるISIC学生カードというものが必要で、チェコの学校に行っていない場合はこのカードを持っていても学割が適用されないので注意してください。
チケットの購入方法と購入場所
ここから少しトリッキーな部分になってきます。
チケットはSMSでも買えますが、日本のsimカードでは買えないので紙のチケットを買える場所を紹介します。
買える場所は大体以下の場所になります。
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- ・メトロの駅
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- ・タバコ店
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- ・Relayなどのコンビニみたいなお店
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- ・ホテルやホステル
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- ・ベトナム人が経営してるMini market
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- ・空港
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- ・プラハ中央駅など地上の電車駅
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- ・たまにトラムやバス内
チケットは無人で買える券売機とスタッフに訪ねて買う場合と2パターンありますが場所によって変わってきます。
メトロの各駅とプラハ中央駅には券売機がありますが、それ以外はレジスタッフに聞かないといけません。
ちなみにお店やホテルで買っても券売機で買っても値段は一緒ですのでその点は安心してください。
さて写真を見てもらえばわかりますが、券売機は古くてしょぼく、現金でコインしか受け付けないので注意してください。
空港や一部中心部の駅ではクレジットカードが使える券売機がありますが、残念ながらこれはまだ一部で多くの場所ではコインのみです。
お店で買うにはタバコ店やRelayなどのコンビニ見たいなところで常に取り扱いがあります。
店員は英語が話せない場合が多いですが「Tram(ここはバスでもメトロも可) ticket please」とでも言えば察してくれます。
英語ができない方でも「トラムチケットプリーズ、(欲しいチケットに応じてサーティミニッツ、ワンデイなど)」と言えば通じるでしょう。
そして何気に便利なのがホステルやホテルで、多くの宿泊施設でチケットを売っています。
毎日多くの宿泊者が入れ替わるのでそこに泊まってなくても誰も気にかけません。
近くにホテルなどあったら受付で「メトロチケットプリーズ」と言ってみましょう。
プラハにはベトナム人が経営するMini marketと言うコンビニ見たいなお店が各地にあり、そこでもチケットを取り扱っていたりします。
ただ30分のチケットしか取り扱っていなかったり、カードが使えない場所もあったりとあまりオススメはしません。
どうしても他の場所で見つからなければぐらいにしておきましょう。
そして最後にトラムやバス内ですが、これは正直オススメしません。
というのも、まず新しい車両にしか搭載されていないため全然見かけません。
そして仮にあってもタッチ決済機能がついてるカードしか受け付けません。
なので基本は車内で買えるとは思わない方がベターです。
買えない場所
実はこの部分が面倒です。
ほとんどのバス停とトラム亭には券売機がないので、やっとトラム亭まで来たけどチケットが買えないというパターンに陥りやすいです。
また中心部はまだいいですが、少し外れたところに行くとお店も周りにないなんてこともザラです。
そして上にも書いたようにバスとトラム車内でも買えないので事前にチケットを購入している必要があります。
いくつか余分に30分のチケットや24時間のチケットを買っておくといいでしょう。
チケットの使い方
ここもトリッキーな部分です。
チケットは持っているだけではダメで、使うチケットを機械に通して打刻しないと有効にならないので注意してください。
ヨーロッパに住んでいるとこのシステムは多いですが、日本人からしたら全然わからず罰金を払う羽目になった人を何人も見てきました。
打刻機ですが黄色くてチケットを一枚入れられる口があります。
使い方は簡単です。
チケットの下の部分から打刻機にぐっと奥に入れると機械音と打刻オンがして、現在時刻が打刻されればオーケーです。
打刻機の場所ですが、メトロの場合はプラットフォームに降りる前にあります。
プラットフォームにいる時点で打刻しているチケットを所有していないといけないので必ずメトロに乗る前に打刻してください。
ちなみにチケットは一度打刻すれば時間内ずっと有効ですので、乗り換えたりバスに乗り変える場合でも再度打刻する必要はありません。
バスとトラムは車内にあるので乗ってから打刻することになります。
乗ったら忘れないですぐに打刻しましょう。
コントローラーと罰金
さて今までの文章を読んでればわかると思いますが、プラハではぶっちゃけチケットを持っていなくても地下鉄やトラムに乗ることができます。
プラハでは地下鉄のプラットフォームや車両内、トラムやバスなどに乗り込んで乗客にチケットの所持を確認するコントローラーが時々やってきます。
この時にチケットを持っていなかったり、チケットを持っていても打刻していないと1,500コルナ、7,500円の罰金を課せられます。
コントローラーはユニフォームを着ていない場合もあり、その際はプラハの交通機関のバッジを見せてきてチケットを提示するように言ってきます。
コントローラーに会う頻度ですがかなりバラバラなので一概に言うのは難しいですが、そんなに頻度は多くありません。
一ヶ月以上会わないこともあれば、1週間に2回会うことなどもありました。
私の肌感覚ですと、地下鉄のプラットフォームや地下鉄内が一番多かったです。
ただ空港からのバスでも3回ほどコントローラーに遭遇したことがあるので、ケチらずにチケットは持っておきましょう。
どのチケットを買うべき?おすすめ攻略方法
さてここからはおすすめの買い方を紹介します。
まず空港から市内ですが、場所にもよりますが30分以上かかることが多いです。
空港〜市内間は基本90分のチケットを使うことをおすすめします。
特に私のおすすめは基本は24時間チケットを買うことです。
これは名前のごとく1日チケットではなく24時間なので日をまたいで使用することができます。
そして72時間チケットも存在しますが、実はこれはそんなにお得ではありません。
24時間チケットを3枚買った時の値段は330コルナで、72時間チケットとたった20コルナ、100円ほどしか変わりません。
これよりは24時間チケットを3枚買って、自分のタイミングで打刻して使った方が結局長く使えます。
そしてチケットは常に余分に1、2枚持っておきましょう。
もし90分のチケットだけで過ごされるなら最低でも帰りの分に一枚持っておくと、後でチケットを買うためにお店や地下鉄を探さなくてすみます。