【体験談】ドイツの大学院生活ってどんな感じ?元サラリーマンが見た

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島国に住んでいる我々日本人にとって、海外での生活は中々想像しにくいものです。ましてや、海外で大学院に通うと、日々どんなイベントがあるのかなど、思いをはせるものの、具体的なイメージがつかないのではないでしょうか。

今回は、私のように日本で一度社会人を経て、ドイツの大学院に進学した者が、どのような大学院生活を送るのかをまとめていきます。

ドイツの大学院ってどんなとこ?

一言で言い表すと、ドイツの大学院生活は、いい意味でも悪い意味でも「自由」です。何が自由なのかというと、基本的に受講する講義やセミナーは自由で、必修科目があろうとも、それを最初のセメスターで履修しようと、最後のセメスターで履修しようと、問題はありません。

ただ、哲学者サルトルが図らずとも「人はみな終身自由の刑に処されている」と言い表したがごとく、自由に行動を選択できる、というのは、必ずしもいいことばかりではありません。

いわば、全て自己裁量の世界になってしまうため、それを見とがめてくれるメンターも、教授も不在の世界です。履修科目が一つ足りなくても、来期分の学費を払い忘れていても、基本的に誰も教えてくれませんし、助けてくれません。

それゆえ、ドイツの大学院での生活は、日々いかにして自分に必要な情報を周辺から勝ち取っていくか、との戦いでもあるのです。

セメスターの仕組み

通常、ドイツの大学院は4セメスターで構成されています。セメスターは年に二回、10月(冬入学)か4月(夏入学)に始まり、一般的にはどちらから始めても良いとされていますが、入学生の数が多いのは冬入学のほうです。

入学すると、初日に申し訳程度のオリエンテーションミーティングがあり、それ以降、同級生とオフィシャルに顔を合わせる機会はなくなります。

それゆえ、あとは自分で履修プログラムを設定し、卒業までのプロセスを組み立てていく必要があるのです。

1セメスター~3セメスター

1セメスターから3セメスター目までは、講義+試験、またはセミナーを通じて、ひたすら単位を獲得していく期間です。大体、卒業までに必要な単位は120単位で、一つの試験をパスすると6単位もらえます。

それゆえ、一学期で5科目の試験をパスすれば、毎学期30単位獲得することができ、規定通り4セメスターで卒業することが可能になります。

また、生徒によっては、このセメスターの間に、Praktikumというインターンシップを行うものも多くいます。日本と違い、ドイツの場合経験が重視されますので、新卒でも、学生期間にインターンシップを行っておけば、職歴とみなされます。

また、このインターンシップを通じ、企業の青田刈りが行われるため、良い学生がすでに就職先を見つけることができます。

4セメスター

4セメスター目だけは特殊で、このセメスターを、学生は丸々卒論執筆に費やすことが一般的です。卒論とは、日本の大学同様、自信の勉強成果の集大成のようなもので、理論を構築し、新しい成果を学会に発表するためのものです。

大学・大学院側としても、学生が懸賞論文に認められればそれだけ大学の地位が高まるため、どうにか頑張って学生に良い論文を書いてもらいたいと思っています。

日本と違って、ドイツの場合特定のゼミというものがありませんので、卒論を書く場合、自分の専門分野、興味のある分野で権威のある教授を訪ね、自分のテーマで卒論を書かせてもらえるのか許可を得る必要があります。

学生生活

よく遊び、よく学べ、というまるで小学生のようなスローガンが、ドイツの大学生のうたい文句でもあります。それゆえ、ドイツの学生にしても、がり勉、というのは好まれず、勉強後は飲みに行ったり、パーティに行ったり、スポーツアクティビティをしたり、というのが一般的です。

ただし、日本のように同じ学科の友人、やサークル活動、というものが用意されているわけではないので、友達の輪は自分で広げていく必要があります。

一般的なところでは、地元のスポーツクラブ(サッカー、テニス等)、ボランティア活動、同じフラットのメンバーなどが仲良くなりやすいです。

友人と寿司パーティ

ドイツと日本とで、友人関係で大きく違うのが、ドイツの場合、友達の友達はみな友達、的なコンセプトのもと、友人と遊びに行くと、毎回新しい友人が連れてこられ、どんどん友達の輪が広がっていきます。

ドイツ語にまだ自信がない場合、ある意味、このsocializationは、講義よりも難しいかも知れませんが、時間とともに付き合い方、距離のとりかたが分かってくると思います。