こんにちは輪島です。
前回はなんで僕がノルウェーの大学院留学をオススメするかについて書いたんですが、今回はそれの補足的な感じで大学卒業後について少し説明しようと思います。
この記事は大学卒業後の話なんですが、ヨーロッパで留学を検討してる方やノルウェーに将来以上したい人に読んでもらえればと思います。
ちなみに基本は大学も大学院も卒業した際のビザの扱いは変わらないですよ。
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[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]ノルウェーの大学院留学をオススメする1番の理由がこれです。卒業後の可能性について説明するよ![/word_balloon]
ノルウェーで就職の可能性が高まる⁉️大卒のビザについて
なぜこのトピックかと言うと、実はこれめちゃくちゃ大事なことなんです。
どの大学に留学しようか検討してる時や大学在学中は勉強や調べ物で忙しく、また大学卒業後のキャリアについてイメージを掴むの難しいと思います。
しかし卒業後のビザについて理解するとノルウェーに留学するメリットがより明確になります。
そもそも学生ビザとは
まず学生ビザですが、当たり前ですが勉強するために来る人のために出されるビザになります。
学生ビザは学校を卒業すると学生ビザではその国に滞在することができません。
海外からの留学生は基本この時点で自国に帰るか、どうにかして次のビザを取得して残るなりします。
そこでノルウェーは大学(院も)卒業した人を対象にノルウェーに残って仕事を探せるビザを出しています。
Job Seekers
ノルウェーの移民局であるUDIがその情報を提供しています。
まず宗教的指導者や民族料理のシェフの人たちはこのJob Seekerになれないんですが、まあ日本人はそんなに問題無いとおもいます。
そしてこちらの条件はUDIのウェブサイトで紹介されています。
- 学生として居住許可を持っており、ノルウェーで卒業した者
- ビザが切れる前に申請しなければならない
- 生活費として1ヶ月20,248クローネ、一年分なら242,966クローネをノルウェーの銀行口座にあること。
これは結構単純で大卒や院卒、専門学校卒業生を対象にしています。
一番難しいのがお金です。
大学を卒業すると今まであった学割の恩恵が受けられません。
20,248クローネは2019年6月現在で約252,000円、一年だと約300万と物価の高さに合わせて結構なお金をノルウェーの銀行口座に用意しておかなければならないです。
Job Seekerとして手続きすると居住許可を得られ最大で1年間ノルウェーに引き続き住め、ノルウェーで仕事を探すことができます。
1番の利点はこれでノルウェーで正社員として働けるんですよ。
ビザの問題がなくなることはノルウェーで仕事を探す上でかなりのアドバンテージになります。
日本人で労働許可を持っている人はそう多くないですし、ワーホリの人は同一雇用主の下では6ヶ月間しか働けません。
ノルウェーに移住したい人にとってこれはすごくありがたいんですよね。
注意点
ただ残念ながらこれも少し条件がつきます。
このJob Seekerには「関連性条件(The relevance condition)」というものがあるんですよ。
英語で案内があるので引用しときます。
Requirements relating to your education/qualifications
You must have one of the following types of education/qualifications
- a completed vocational training programme of at least three years at upper secondary school level, for example as a carpenter or health worker. There must be a corresponding vocational training programme in Norway.
- completed education or degree from a university/ university college, for example a bachelor’s degree as an engineer or nurse
- special qualifications that you have obtained through long work experience, if relevant in combination with courses etc.
A permit is only granted in such cases in exceptional circumstances. Your qualifications must be equivalent to those of someone who has completed vocational training.
要はあなたが大学で勉強したものと関連のあるポジションじゃないとダメですよってことです。
上の例で挙げられているのは、エンジニアの勉強をしたらエンジニア関連のポジション、看護学を学んだら医療関連のポジションという感じです。
で、問題は関連性はどこまで必要かと。
例えば文学や歴史とか文系の人が事業開発や社内社外の翻訳とかプロジェクトマネージメントの応募できるのか気になる所です。
残念ながらこれ以上の情報はウェブサイトに記載がないのではっきり言えず、UDIのさじ加減的な所で決まりそうです。
ポイントはノルウェーで何を学ぶか
現状大事なのは大学で何を学ぶかでノルウェーでサバイバルできる確率がかなり変わるということです。
ビジネス関連やエンジニア、IT関連はノルウェーではチャンスは多い反面、歴史や政治関連を進むと申し込める仕事の選択肢は残念ながら狭まってしまうでしょう。
大学院を検討してる人はノルウェーで卒業後も残って働きたいなら仕事につながりやすいプログラムを考えてください。
そしてノルウェー移住を希望している人は遠回りでもノルウェーに留学しましょう!
[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]正直僕がノルウェーで仕事を手に入れられたのはこれです。ノルウェーで働けたのと、在学中にノルウェー語を少しでも勉強できたおかげで就職するチャンスを上げられたんだ。[/word_balloon]
[word_balloon id=”3″ position=”R” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”true”]給料が高くて言葉も似てるノルウェーはドイツ人たちに人気の国よ。そんなドイツ人たちと競争するなら労働許可が無いと厳しいわよ。[/word_balloon]