2020年は激動の年ですね。ロックダウンや規制の緩和、強化など毎日情報が変わっていき中々目まぐるしく変わっていきました。
ヨーロッパでも経済に大きなダメージを受け、私の周りでもドイツで働いている日本人や外国人が職を失い、涙を飲んで帰国されたというお話を度々聞いてきました。
そんな時代ですが、今回の記事では私の視点から日系企業と繋がりを持つリクルート企業を独自に評価していき、これを何回かに分けてシリーズ化、最後の記事で日系企業に強いドイツやヨーロッパのリクルーター企業ランキングを作っていきます。
[word_balloon id=”5″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” name=”吉田(ドイツ)” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]日本には有名なリクルート企業がありますが、ドイツの場合は馴染みがないのではないでしょうか?このシリーズではそんな企業を私の視点から評価していきます。[/word_balloon]
ドイツの日系企業と繋がりのあるリクルーター企業を大評価!Japan Management編
ヨーロッパではリクルーター企業がごまんとあり、その中には日系リクルーター企業もあれば、現地リクルーターが何かしら日系企業と縁があり太いパイプを持つケースもあります。
ヨーロッパでは上記両パターンがあり、イギリスに拠点を置く企業がドイツやフランス、ポーランドやチェコなどEUヨーロッパ全域をカバーしているパターンもあり、数も何十社と登ります。
全部を網羅するのは難しいので、拠点はどこであろうとドイツで営業しているリクルーターを独断と偏見で評価していきます。
では評価方法ですが、以下を基準に評価していこうと思います。
- 応募してから、自動応答ではないメールか電話で反応あるか。
- 担当者とスムーズに面談できたか。
- 担当者は親切だったか。
- 求人紹介される場合に、どれくらい情報開示されたか。
- 紹介案件が書類選考落ち、又は面接落ちの場合でも、不採用連絡など失敗の場合でもちゃんと連絡されたか。
評価基準の理由
上記の評価ポイントですが、これはリクルーター応募者として私が重視した点になります。1は早いほど信用ができますし、スケジューリングや親切さはやはり利用者としては大事なポイントになります。
また、4はその企業が自分の希望する職種や待遇、責任などとマッチしているかある意味で一番大事なポイントですし、実際の面接を準備をする上で非常に重要なポイントでした。
そして少し意外かもしれませんが、個人的に5も重要視していたポイントです。
転職活動で簡単に理想の転職先に内定を貰えれば苦労しませんが、転職活動は上手くいかないことも多々出てきます。
失敗したケースはリクルーター企業にとっても成果になりません。
しかし直接の成果、実績には結びつかなくとも、ここで丁寧にフォローアップしてくれる会社は顧客(私)を大切にし、今後も付き合っていきたいと感じられるからです。
前置きが長くなりましたがそれでは早速一社目のJapan Managementを見ていきます。
Japan Management
さて、一社目からあれですが、実はこの会社私が応募した時は定型返信が一度あっただけで、その後音沙汰はありませんでした。
ちなみに定型返信ですが、内容はほぼほぼ「あなたに相応しいポジションが出たら連絡します」だけでした。
その点では上記であげたポイントで測ることができないので、別の点からの感想をお伝えしたいと思います。
ひょんなことからこの会社を見つけて応募したのですが、実は情報が全然無く不思議な会社ではありました。
ポイント1:話題や口コミ概要が少ない
そもそもインターネットでこの会社に触れていることが異様に少なかったです。
私は応募するときや面接をするとき、事前に会社の事を調べるのですが、インターネットで検索しても、この会社に触れている情報は自社サイト以外何も見つけられませんでした。
また、似たような企業名がドイツや日本やイギリスでもあり、この会社のことを調べる上で非常にややこしかったです。
Google Mapsでも口コミが僅かしか無く、また評価に星1を付けている人もいました。
リクルーター企業は基本Google Mapsのような場所で評価を付けられるような類ではないですが、わざわざ星一を付けている人がいるあたり、この会社を利用して嫌な経験をした人がいるのではないかとつい想像してしまいます。
ポイント2:ヨーロッパと言いつつ、ほぼドイツしかない
ウェブサイトを見ますと、トップページで都市名があり、そこにはFrankfurt、Düsseldorf、Other AreasにOpen Applicationと並んでいます。
カテゴリーには国名の選択肢が無く、ドイツの都市名が並んでいるだけで、それ以外用にOther Areasが申し訳程度にあるだけなのを見るに、この会社はドイツマーケットをターゲットにしているのが分かります。
しかしウェブサイトのFAQのカテゴリーを見ると、「Q: Which geographical areas do you cover?」と「地理的にどこのエリアをカバーしていますか」という質問が掲載されています。
その返答には「A: We cover all of Europe and have even employed people in Japan.」とあり、ヨーロッパ全域をカバーしており日本からも人を雇用していると謳われています。
また、About Usの「Company Philosophy」のところにもスペインや北欧、イギリスなどヨーロッパのいくつかの国が列挙されています。面白いことに、メインのマーケットであるドイツに一切触れていないのがちょっと違和感を感じました。
過去にドイツ以外のヨーロッパの案件があったのだと予想しますが、この会社はドイツ以外のマーケットは無さそうな印象でした。
個人的には、ドイツだけで無くヨーロッパと書いておいてカテゴリーがドイツの都市だけしか無いのであれば、最初から「現在はドイツのみ」なり「メインはドイツマーケット」と記載した方が信頼性がある気がしました。
でないと私みたいにミスリードされて一人で勝手にガッカリしてしまう応募者も出てきます。
ポイント3:企業情報が全然無い
そもそもの問題点はこのリクルート企業は情報がほとんど公開されていないのが、応募者にとっては不安にさせる点でしょうか。
企業設立年が1988年とヨーロッパで様々な案件があった、様々な職種を取り扱うとありますが、ポイント1で挙げたように口コミや他のサイト、ブログで一切の言及が見つけられず、ポイント2で書いた、ウェブサイトを見てもカテゴリーが基本ドイツの都市のみだと情報に齟齬を感じます。
リクルート企業の特性上、守秘義務の多い機微な情報を取り扱う点は当たり前ですが、応募者にとっても情報が何も無いと流石に心配になりました。
他の会社によっては従業員がパブリックに出ていることもあるので、何でもかんでも秘匿にする必要があるわけではないでしょうか。
なのでもうすこし応募者フレンドリーにして欲しいなというのが正直な印象です。
また一点些細な点ですが、この会社の住所を確認すると、どうやらオフィスは田舎でした。
ドイツの鉄道であるDBではいけなさそうですね。これは応募者も企業の採用担当者もオフィスに行くのは難しいです。便利な場所。。。なのでしょうか?
まとめ
定型返信もすぐには返ってこず、少し時間が空いてから返信が来たり、情報があまりなかったり、オフィスも遠くにあるなど、この企業に特別の価値はあまり感じないというのが正直なところです。
というのも、ドイツには日系企業がたくさん進出しており、その分日系企業と繋がるリクルーター企業もあり、場所によってはリクルーター企業のオフィスに直接訪問して面談を受けられるなどもありました。
私が見た時は特別にここだけしかない案件というのは無い印象だったので、他のリクルーター企業に応募すればそれで十分な気もします。
Japan Managementの総評
1. 応募してから、自動応答ではないメールか電話で反応あるか。
★
2. 担当者とスムーズに面談できたか。
採点基準外
3. 担当者は親切だったか。
採点基準外
4. 求人紹介される場合に、どれくらい情報開示されたか。
採点基準外
5. 紹介案件が書類選考落ち、又は面接落ちの場合でも、不採用連絡など失敗の場合でもちゃんと連絡されたか
採点基準外