高校のどの科目が大事?大検や高専の場合は?卒業要件から見る英語以外のスウェーデンの大学入学要件

Deprecated: Return type of OpenGraph::current() should either be compatible with Iterator::current(): mixed, or the #[\ReturnTypeWillChange] attribute should be used to temporarily suppress the notice in /home/rikuchan/www/uueuro/wp-content/themes/keni80_wp_standard_all_201812110123/keni/module/keni-shortcode/OpenGraph.php on line 211

Deprecated: Return type of OpenGraph::next() should either be compatible with Iterator::next(): void, or the #[\ReturnTypeWillChange] attribute should be used to temporarily suppress the notice in /home/rikuchan/www/uueuro/wp-content/themes/keni80_wp_standard_all_201812110123/keni/module/keni-shortcode/OpenGraph.php on line 213

Deprecated: Return type of OpenGraph::key() should either be compatible with Iterator::key(): mixed, or the #[\ReturnTypeWillChange] attribute should be used to temporarily suppress the notice in /home/rikuchan/www/uueuro/wp-content/themes/keni80_wp_standard_all_201812110123/keni/module/keni-shortcode/OpenGraph.php on line 212

Deprecated: Return type of OpenGraph::valid() should either be compatible with Iterator::valid(): bool, or the #[\ReturnTypeWillChange] attribute should be used to temporarily suppress the notice in /home/rikuchan/www/uueuro/wp-content/themes/keni80_wp_standard_all_201812110123/keni/module/keni-shortcode/OpenGraph.php on line 214

Deprecated: Return type of OpenGraph::rewind() should either be compatible with Iterator::rewind(): void, or the #[\ReturnTypeWillChange] attribute should be used to temporarily suppress the notice in /home/rikuchan/www/uueuro/wp-content/themes/keni80_wp_standard_all_201812110123/keni/module/keni-shortcode/OpenGraph.php on line 210

前回の記事ではスウェーデンの大学を申し込む上で必要な英語について紹介しました。

今回は前回の記事で簡単に触れた英語以外のその他の部分についてもう少し具体的に見ていきたいと思います。

中には商業科や工業科、更には高卒認定試験を受けた人など日本の高校で普通科以外に進学した人もいると思います。

今回はその点も含めて解説します。

具体的な高校卒業要件とは?スウェーデンの入学要件で見られる科目

スウェーデンでは各大学への出願や科目の履修などはすべてuniversityadmissions.seという公的なサイトが一元管理していて英語でも案内があるので大変わかりやすいです。

上記のウェブサイトで確認できますが、日本の高校を卒業した人はTOEFLやIELTSなどで公的な英語の能力の証明ができれば基本的に入学要件を満たすことになります。

しかし日本の高校と一口に言っても、学校によって学ぶ科目は変わってきます。

そこで具体的に日本の高校の科目の何が見られるかを紹介していきます。

高校卒業として認められる合計単位

高校も科目ごとに単位が決められておりそこからスウェーデンは判断しています。

文部科学省のウェブサイトによると、日本の高校卒業に必要な単位は74単位以上となっており、これを取得していればスウェーデンでも同じように条件を満たしていると判断されます。

ちなみに一授業50分で年間35回の授業を1単位と計算されます。

日本の高校では学校によって変わりますが3年間で100単位前後取得することがザラです。

一例を出しますと、有名な都立日比谷高校の教育課程表を見ますと卒業までに約95単位分の勉強になります。

つまり日本の高校を卒業した人は基本的に、英語以外のスウェーデンの大学入学要件を満たしていることになります。

具体的な対象科目

科目 備考
数学 5、9、13、16、19単位の五段階
物理 4単位
化学 8単位 (2単位は総合科学、一般科学を含む)
生物学 8単位 (2単位は総合科学、一般科学を含む)
科学 12単位:物理、生物学、化学、総合科学、一般科学
公民/現社 4 単位
歴史 世界史を4 単位としてカウント
外国語 各学年分をカウント
国語
保健体育 関連する科目があれば

上の表はスウェーデン語の情報を元に作りました。

すべての科目がどのように対応されるか具体的には書いておらずわかる部分だけ記載してあります。

ただ国によって勉強する内容や科目が変わってくるのは当たり前なので、あまり神経質にならなくても問題ありません。

ただプログラムによっては科目ごとにある一定以上学んでいる必要があります。

例えば国際関係学や経済学などの社会科学系は公民/現代社会や数学などが求められたり、理数系のプログラムだと数学や化学などでどれほど学んでいるか確認されることがあります。

これは大学やプログラムごとによって変わってきますので大学ごとのウェブサイトを確認したり、各大学のアドミッションオフィスに連絡してみてください。

商業科や工業科、高専の場合

基本的に普通科でなくても同じように高校卒業とみなされますので入学要件を満たすことになります。

しかし普通科に比べて歴史や地理などの社会系科目の学習時間が少なくなるので入学要件を満たさないと判断されうるプログラムもありえます。

逆に工業科や高専の卒業生はエンジニア系のプログラムには条件が満たしやすくなりますし、商業科の卒業生であればあればビジネスや商学部系のプログラムと相性がよくなります。

この辺も最終的な判断は大学が可否を決めるので大学ごとに問い合わせていくのが確実です。

高校卒業認定試験(大検)

面白いことにスウェーデンは高卒認定試験でも大学受験することが可能となっています。

その際には以下の科目を合格している必要があります。

  • 国語
  • 地理
  • 歴史
  • 数学
  • 科学
  • 外国語

注意点

上記で書いた通り希望するプログラムによって追加で求められる科目があるのでそこに気をつける必要があります。

また日本の高校を卒業した場合はTOEFLやIELTSなどの英語の成績が必要になります。

更に多くの大学では志望動機を問うモチベーショナルレターの提出が必要であったり、大学によっては推薦文の提出が必要な場合もあります。

他にも2020年度から日本の高校卒業の場合の成績計算方法が変わるとアナウンスされています。

Beräkning av betygsmedelvärde
Fr.o.m. antagning till vårterminen 2020
Räkna medelvärde på alla betygssatta ämnen tre sista åren.

T.o.m. antagning till höstterminen 2019
Räkna ut genomsnitt på samtliga betyg.
私訳
2019年度まで:すべての科目の平均点
2020年度より:過去3年間の関連科目の平均点
引用:Universitets- och högskolerådet

となっています。

これ以上具体的なアナウンスがされていないので、ここからは推定になりますが、恐らくは家庭科などはメリットレートに変換する際は成績に加味されなくなる可能性があります。

また、元々4年制のカリキュラムが組まれている高専生などは問題ないと思いますが、高卒認定試験を4年以上かけて合格している場合は問題が出てくる可能性があります。

この変更はマイナスに働くわけではありませんが、高校の最終平均成績がそのままスウェーデンの成績に変換されるわけではありませんので気をつけてください。

詳しい情報はUniversity and University Council(スウェーデン語)にありますので気になる方はそちらをご覧ください。