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ブラジル人からロシア人まで、雑多な民族が入り乱れる、欧州文化の交差点、ベルリン。バスの運転手がケバブを食べ、欧州中央銀行を見上げながら、ビジネスマンたちが朝の緑道をオフィスまで通う、フランクフルト。
ハリウッドムービーにたびたび登場する、ウォール街で背広姿の白人男性が流暢な北部訛のアメリカ英語を駆使して株の売買をし、ロサンゼルスのオフィスビルの最上階で弁護士が美人秘書と打ち合わせをするようなアメリカの仕事文化をイメージすると、ドイツ人の日常的なビジネスは泥臭く見えるかもしれません。
東西南北の人種がまじりあい、交差点の喧騒ではポーランド語のスラングが聞こえる、ここ、ドイツでは、仕事文化は、古典的な人間重視の価値観を残す一方、数字や統計を駆使したアナリティクスをおこなうような、俗人的さ斬新さとが、美妙なハーモニーを醸しています。
そうしたヨーロッパ経済と産業の中心地、ドイツでの仕事とは、果たしてどのようなものなのでしょうか?我々日本人が、そうした土地で就職をするというのは、夢物語なのでしょうか。
そんなことはありません。ドイツには日本人にも多くの就職チャンスがあり、その多くは日本人コミュニティには知られていません。このカテゴリでは、そうした世に知られていない、日本人のドイツでの就職のテクニックから、ドイツの仕事環境、給料、ドイツ人との職場恋愛などまで、ドイツ就職に関わるA to Zを、網羅していきたいと思います。
ドイツで就職するということ
転職というひとくくりにしていいかどうかすら怪しいですが、ドイツでの就職は、いわば国境を越えた転職活動です。
その際に踏襲すべき手順は、国内の転職とある程度共通点があります。つまり、あまり短絡的に行動してはいけない、前職のスキルや経験が求められる、などといったことです。
それに加え、海外に来るということは、当然お金もかかりますし、慣れない国での生活は、精神的、肉体的に多大なストレスをかけるケースもあります。
それゆえ、私はドイツ就職のためには、最低でも以下の5つの項目を順繰りに理解しておく必要があると思います。
情報収集・スケジュール
ドイツでの就職情報は、あまり出回っていないと思います。
多くが、日系企業などの募集する「現地採用」としてのルートで、純ドイツ企業での採用ルートというのは、日本人には知られていません。
それゆえ、転職エージェントやインターネットの情報を細切れの情報をつなぎ合わせ、時に取捨選択し、自分にぴったしのキャリアパスを設計していく必要があります。
重要なのは、一つの情報ソースを鵜呑みにしないことです。転職エージェントは、直に転職することをお勧めしますし、留学エージェントは、一度現地の語学学校に入ってから転職することをお勧めします。
また、スケジュールに関しては、現在日本で定職に就かれている場合、退職のタイミングからカウントしていく必要があります。一般的に、企業を円満退職する際に上司に相談しておきたい期日は、退職の3ヵ月前以前でしょう。
ただし、国内でもそうですが、転職の場合、転職先はなるべく早くに出社してもらいたいものですし、中々現在の職場との帳尻あわせが難しいと思います。
重要なのは、国内での転職活動同様「決まっていないうちから現職を辞めない」ことです。
こうした、現職との兼ね合い、情報収集などを踏まえ、「ドイツで転職・就職したい!」と思い立ってから、最低でも半年は準備することをお勧めします。
労働環境の良さ、グローバルに活躍できるチャンスなどを考慮し、最近ドイツでの就職を志す日本人の数が増えています。実際に私もその一人で、現在はドイツ在住、ドイツのメーカーで働いています。 ただ、その探し方となると一苦労で、ま …
ドイツで就職する際に求められるバックグラウンド、技能、語学力
ドイツでは、新卒一括採用という文化はあまりなく、現職のポジションの穴埋めなどがメインです。それゆえ、同じビジネスフィールドでは、経験値の高いものが優先して採用される傾向が強いです。
インターンなどを除いて、一般企業などでの本採用をいきなり目指す場合、最低でも以下の条件は満たす必要があります。
- 大卒
- 同ビジネス分野での3年以上の経験
- ビジネス英語
- ビジネスドイツ語(職場によってはマストではない場合も)
もちろん、就職の定義をどこまで広くとるかによって、求められるものは全く変わってきます。ただ、この記事では、シェフや美容師などの技能職ではなく、一応サラリーマンというくくりに絞っていきたいと思いますので、そういう意味では、上述のようなバックグラウンドが必要になってきます。
どんな方法があるのか
ドイツを含むヨーロッパ圏では、本採用の前にインターンを挟むケースなどもあります。一応、日本でなじみのない経路も含め、いくつか可能な方法をまとめてみます。
方法1.本採用
すでにキャリアがあり、すぐにも第一線で活躍できる、と転職先に認められた場合、本採用スタートとなります。ただ、このケースは中々レアだと思います。
方法2.インターン採用
例えば、今の会社と次の会社とで担当する部署やビジネス内容を変えたい、等の場合、最初はインターン採用からスタートするケースが多いと思います。
その場合、最初の3ヵ月~6ヵ月程度はインターン生として、有給で働くような形になります。ただ、基本的に企業がインターンとして雇うということは、かなりの確率で本採用を見越していますので、よっぽどへまをしない限り、本採用までこぎつけられます。
方法3.大学・大学院をクッションに挟む
ドイツの大学・大学院を出て学位をとると、就職市場でかなり有利に働きます。また、この在学期間にドイツ語の練習もできるため、本格的にドイツで将来暮らすことを考えると、一度就職する前に大学・大学院を挟むのもよい方法かと思います(私はこのパターンです)。
デメリットとしては、大学は最低でも3年、大学院は最低でも2年、卒業までかかり、その期間中、生活費がかかるため、ある程度貯金の余裕がないと厳しいです。
方法4.Ausbildung (職業訓練)
例外的に、一部の職種には職業訓練と言って、職業訓練学校に通いながら、給料をもらい、本採用までの道筋をたどるルートがあります。
ただ、これはサラリーマンというより、地場の営業や、パン屋などの技能職のルートで、イレギュラーな方法かと思います。
方法5.日系企業採用
裏技的に一つ、現地の日系企業に採用してもらう、という手もあります。これは、一生そこにいる、というわけではなく、あくまで仕事を通じて英語やドイツ語を修練し、その後ドイツ企業に再転職する、というルートの一つです。
実際に、このルートを使って、日本の企業→ドイツにある日本の企業→ドイツにあるドイツの企業、という転職を成功させた人を何人か知っています。
将来設計
渡独する年齢にもよりますが、人生の大きな転換期になることは間違いありません。職業のみならず、結婚、子供の教育、老後まで、下手をすればドイツで過ごす生活になる可能性も出てきます。
ドイツは労働者天国と言われ、17時には家に帰れる、日本の社畜からすると天国のように見えることもありますが、私個人的には、ドイツ人ばかりの環境で、慣れないドイツ語を駆使し、ドイツ人の上司に叱られながら仕事を続けるストレスを差し引くと、日本で働くのとどっこいな気もします。
給料はいいですが、物価も高く、税金でもたくさん持っていかれるので、特別ドイツで働いててよかった、と思える瞬間は少ないです。
要するに、ドイツに来て就職したからといって、今の仕事が劇的に楽になる、ということはあまりないわけです。
ビザ、税金、社会保険
最後に、日本を離れる際の、ビザ、社会保険などの処理です。日本とドイツは年金の受給協定を結んでおり、日本でためた年金は、ドイツで受け取ることも可能です。日本の運転免許証は、ドイツで国際運転免許証に書き換えることが可能です。
このように、互換性のある制度もあれば、健康保険や、生命保険、損害保険など、既存の保証を見直したほうがいい項目も多数存在します。
最後に、補足です。
職探しから入社してからの仕事内容まで、ドイツで転職し、無事にキャリアを積んでいくのは、簡単な道のりではありません。それだけに、人によっては達成感や、やりがいも大きく感じられるかも知れません。
そのためには、まずは一時の興奮に駆られて今の会社を辞めてしまうのではなく、しっかりと情報収集をしたうえで、自分にとっての最善のキャリアプランを設計していく必要があります。
このカテゴリでは、今後、主にドイツに転職したいサラリーマンを対象に、申込の仕方、履歴書の書き方、面接の流れ、仕事の流れ、などをまとめていきたいと思います。