Ciao!!
ユーロ円レートの悪化に苦しむ筆者です!
イタリアって政府がハイペースで物価上昇をさせているそうなんですが、通貨レートまできつくなると留学生にはひとたまりもないです…
ということで今回はイタリアでイタリア語のレッスンを無料で受ける方法について解説します!
どこでレッスンを受けられるの?答えは公的機関、CPIA!
いやいや、「まさか無料で受けられるわけなんて(笑)」と思うでしょう?
僕も友人に聞いた時、「こいつなんか騙されてる?」と思いました…
しかし教えてもらったその場所は、公的機関であるCentri provinciali per l’istruzione degli adulti、通称CPIA(チピア)でした!
このCPIAは、Ministero dell’Istruzioneというイタリアの省庁の1つである教育大学研究省が運営している公的機関です。
このCPIAはイタリア全土に相当な数が設けられています。
それではCPIAに関して、筆者の現段階での感想を含めて見ていきましょう!
なお、以下は筆者が現在通っているシエナの学校に関する情報であり、他校では違う部分がある可能性があるということはお忘れなく!
あ、あとシエナのCPIAはGoogleマップで検索しても引っかからないので、CPIA Sienaでググってサイト内記載のメールや電話から問い合わせるか、GoogleマップでIPSIA “Guglielmo Marconi”という高校(ここにCPIAが入ってる)を調べて現地に行ってみてください。
CPIAはどういう場所?
CPIAでは主に言語を教えています。
メインは在イタリア外国人向けのイタリア語レッスンですが、恐らく英語の授業や難民等へのイタリア語授業も行われています。
外国人といっても基本は大学生や就労者向けのようで、それ以外の人(結婚に伴う就学・就業を含まない移住等)は対象外とされる可能性があります。(短期留学・交換留学も怪しい…)
基本的に筆者のような学生が受けるのはイタリア語A2レベルの授業です。
該当の授業を計75時間受けることでイタリア語A2レベルの能力を持つとして公式のサーティフィケーションがもらえます!(無料で授業受けられて資格までもらえるとかDIO(神)か!?)
しかしなぜこのA2レベルの能力が必要なのか、なぜわざわざ国がやっているのかというと、イタリアに継続して5年以上住むと申請できるようになる永久居住権の所得に必要だからです!!!!
イタリアは難民の受け入れに積極的であったり、貧困国・貧困家庭でも高等教育が受けられるように国がサポートしているため、そのような人たちでも気兼ねなくイタリア語の勉強ができるようにということですかね。
ちなみに授業は週に2回、1回2時間、月火水木の4時台と6時台(曜日によって何分スタートか変わる)で、全てグループ授業です。
この時間に決めないとダメ!ということはなく、この中からならいつ行っても問題ありません!(学生にも労働者にも優しいネ!)
また夏季は授業が休みで、6月中旬から9月まで学校は閉まっているそうです。
CPIAでイタリア語を学ぶメリット
まず何といっても無料であること!
授業の教材もメモ紙も無料!鉛筆も借りれる!全部無料ッ!!
まぁ厳密にいうと、サーティフィケーションの発行に10ユーロかかるそうです。(いや、それがどうした???って額ですわ!)
僕が通うCPIAの先生やその他関係者はとても親切で優しい方ばかりで安心して学べるというのも素晴らしいポイントですね…
学校が開いている期間であればどのタイミングでも登録し授業に合流できるのも忙しい人にはありがたいポイントかも?
また、タイミングによってはファイナンス・経済系の学部生徒を対象にFinanza・Economia授業が始まり、計30時間(サーティフィケーションに必要な75時間に加算される)、イタリア語の経済や金融に関するレッスンが受けられます。
普段英語で授業を受けている留学生にとって、イタリア語でこれらを学べるのはとても貴重ですね!
CPIAでイタリア語を学ぶデメリット
もちろんメリットばかりではありません。
通常の有料の語学学校とは違い、マンツーマンなどはありません。(もちろん先生は生徒1人1人の質問にちゃんと答えてくれますよ!)
また、基本的に学校に通い始めてもグループ授業に途中で合流という形ではあるので、授業の進行に突然飛び込むことになります。
そのため、イタリア語の理解度はほぼほぼ自己責任になるため、筆者のようにズブの素人には先生の言ってることがわからなかったり、問題文がわからなかったりします。
先生も英語ができるとは限らないので、知らない単語をイタリア語で説明されて脳内「???」となることもままあります。
なんとなく「アッ、理解ッ」となった人もいるかもしれませんが、イタリア語のレベルに関係なく「とりあえず」A2レベルの能力を証明できるようにしたい、という雰囲気があったりすることも否めないです。(授業に大幅に遅刻してもいいし、早く帰ってもいいです。まぁこれは学生や労働者が対象なのでやむを得ない面もありますがね…)
まとめ
以上がCPIAに関する筆者の感想込みの解説です。
僕は無料という点がそれだけでデメリットを大きく上回っていると感じましたが、イタリア語の習得という点に強く主眼を置くならば一般の語学学校に通うのがベストかもしれません。
余談ですが、筆者はよりイタリア語の理解を進めるために、”Busuu”という言語学習アプリに課金して勉強しています。
永久居住権が不必要でも、英語で大学の授業を受けていても、イタリアにいるなら多少なりともイタリア語を話せるようになりたいですよね?
そう感じるあなた!ぜひ検討してみてはいかがかな?
無料なんだぜ!?!?!?!?
あと、まずはイタリア大学留学の情報が欲しい…という人はこのシリーズを
【イタリア大学留学0】留学準備から渡航までの流れを解説しちゃいます! | 悠々ユーロ生活 (uueuro.com)
シエナ大学に興味があるという人は
辛口評価!?イタリア大学留学でシエナに住んでみた感想! | 悠々ユーロ生活 (uueuro.com)
を読んでほしいんだぜ!!
それではまた次の記事で!
Ciao!! Sogni d’oro!!