ヨーロッパでは色んな国でクリスマスマーケットが見れます。
チェコでも大体ハロウィンを過ぎたあたりから今度はクリスマス関連のお店やイルミネーションがちらほらとでて来ます。
冬の到来、クリスマスマーケット
ちなみにハロウィンは元々ケルト民族の土着宗教でドルイド教から由来するものになり、アイルランドが発祥と言われています。
チェコはスラブの国で色々と複雑な歴史を辿りますが、基本的にはカトリック圏になりハロウィンを祝う習慣は元々ありません。
私がチェコに来た当時はハロウィンを祝っている人は外国人かパーティーの言い訳を探している人ぐらいですが、ここ3年ぐらいでハロウィンの認知度や仮装パーティーをする人が随分と増えた気がします。
12月に入って来ると風も強く吹き、肌寒くなって来たので東京出身の僕は既にヒートテックを着て外に出るようになりました。
寒くなると外に出るのが億劫になり、道ゆく人も段々と少なくなり寂しい雰囲気も出てきますが、そんな中でも外で人が集まれるイベントがクリスマスマーケット。
クリスマスマーケットはドイツが由来と言われており、チェコでもクリスマスマーケットは盛んにおこなれています。
Jiřího z Poděbrad
プラハでは色んな広場でクリスマスマーケットが行われており、旧市街広場で行われているクリスマスマーケットが一番華やかで有名ですが、ここは観光客も多く、非常に混み合うので正直少しいるだけで心なしかすぐに疲れていきます。
さて地元のチェコ人はそういった観光地よりも、少し移動した別の所でクリスマスの雰囲気を楽しんだりしています。
今回ご紹介するクリスマスマーケットはそんな場所の一つ、Jiřího z Poděbradです。
グーグルマップで見るとこちらになります。
プラハの中心部にあり、メトロでもA線(グリーンライン)の駅でもはJiřího z Poděbradとあり比較的簡単に行けます。
さてこの駅名は15世紀のボヘミア王の名前から由来しています。
日本人にとっては覚えづらく発音しづらい名前ですが、敢えて日本語で書くとしたらイジースポデブラみたいな感じでしょうか、ちょっと間抜けなような感じが否めません。
Jiříhoは人名でイジー、英語だとGeorgeになり、Poděbradはファミリーネーム(ちなみに意味は浅瀬の下)なのでここは、日本語でいうとPoděbradのJiříhoさんの駅です。
日本だと人名+駅と言うのはあまり聞いたことがないので、小さいポイントながら日本との感覚の違いが現れています。
このボヘミア王はフス派とカトリック派の対立による政情不安な時にボヘミア王になったこともあり時代に翻弄される人物となります。
彼の話を進めるとクリスマスマーケットからそれ過ぎてしまうので、具体的な説明は今回は省きますが、興味がある人はWikipediaに日本語版のページがあるのでそこから読み進めると面白いかもしれません。
Jiřího z Poděbradへの行き方
こちらはメトロのA線とトラムで11番と13番に乗るとここの大きい公園まですぐに行くことができます。
Jiřího z Poděbrad駅のプラットフォームはこちらになります。
プラハのメトロは日本よりよっぽどわかりやすいです。
この先にエスカレーターがあり
この上を出て階段を登るとすぐに公園に着きます。
ここはプラハの中でもŽižkovとVinohradyの境界に位置している大きい公園です。
クリスマスマーケット
ここの教会は大きく、目印になります。
教会から見た景色はこちら。
クリスマスマーケットには人がたくさん集まります。
最後に少し明るい時間に撮った写真を一枚。
ここに来る人は地元の人間が多いので現地の雰囲気が味わえます。
クリスマスマーケットではホットワインを飲んだりクリスマスデコレーションを買えたりと12月の雰囲気が抜群に味わえます。
ぜひぜひプラハにお越しの人は現地の雰囲気を味わいに旧市街広場だけではなくこういった一つ外れた場所を訪れて見てください。